登録販売者 2026年 奈良・関西広域連合・福井 問67
問題文
目に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
a 涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、リンパ液から涙液を産生する。
b 涙液には、角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない。
c 眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすい。
d 神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良等が要因となって、慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合を眼精疲労という。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)(正解)
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眼の構造と眼精疲労【登録販売者解説】
正解の理由
涙液は角膜を潤して酸素や栄養分を届け、眼瞼は薄く動きやすいため傷つきやすく、慢性的な目の疲れに全身症状を伴う状態を眼精疲労といいます。
正しい記述は c・d で、該当する組合せは5です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の、眼瞼・涙器・眼筋の項目です。
解法ステップ
- a の「リンパ液から」と、b の「酸素や栄養分を供給する働きはない」に注目します。涙液の産生源と働きは、手引きの記述と照らして判断できます。
- c は、眼瞼が「皮下組織が少なく薄い」ことと、「内出血や裂傷を生じやすい」ことがつながっているかを確認します。
- d は、慢性的な目の疲れに肩こりや頭痛などの全身症状を伴う状態の名称を確認します。
- c・d が正しいと判断できたら、その組合せである5を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
×「リンパ液から」→ ○「血漿から」
涙腺(るいせん)は上眼瞼(じょうがんけん)の裏側にある分泌腺で、涙液(るいえき)を産生します。ただし、産生のもとになるのはリンパ液ではなく血漿(けっしょう)です。 -
b:誤りです。
×「角膜に酸素や栄養分を供給する働きはない」→ ○「角膜に酸素や栄養分を供給する」
涙液には、角膜(かくまく)に酸素や栄養分を届ける働きがあります。「働きはない」と反対の内容にしている点が誤りです。 -
c:正しい記述です。
眼瞼(がんけん、まぶた)は素早くまばたきできるよう、皮下組織が少なく薄くできています。そのため、内出血や裂傷を生じやすい部位です。 -
d:正しい記述です。
神経性の疲労、睡眠不足、栄養不良などが要因となり、慢性的な目の疲れに肩こりや頭痛などの全身症状を伴う状態を眼精疲労(がんせいひろう)といいます。
よくある誤解
- a は涙腺の場所が合っているため、記述全体も正しいと思い込みやすいです。場所と「何から涙液を産生するか」は分けて確認しましょう。
- b は「角膜に酸素や栄養分を供給する」という働きを、反対の意味に書き換えています。「ない」のような否定語に注意してください。
- d の「慢性的な目の疲れ」と、目を使い続けたときに起こる一時的な疲れ目を同じものとして扱わないようにしましょう。
補足コラム
涙液には、異物を洗い流す、角膜に酸素や栄養分を供給する、老廃物を洗い流す、角膜表面を滑らかに保つ、感染から目を防御するなどの働きがあります。単に目の表面を潤すだけではない、と整理すると覚えやすいです。
FAQ
Q. 眼瞼が薄いことは、どのような点につながりますか?
A. 素早くまばたきできる一方で、内出血や裂傷を生じやすいことにつながります。
A. 素早くまばたきできる一方で、内出血や裂傷を生じやすいことにつながります。
Q. 眼精疲労の判断で手がかりになる語句は何ですか?
A. 「慢性的な目の疲れ」と「肩こり、頭痛などの全身症状」の組合せです。
A. 「慢性的な目の疲れ」と「肩こり、頭痛などの全身症状」の組合せです。
関連キーワード: 涙腺、涙液、眼瞼、角膜、眼精疲労

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