応用情報技術者 2010年 春期 午前2 問51
問題文
多くのプロジェクトライフサイクルに共通する特性はどれか。
選択肢
ア:プロジェクト完成時のコストに対してステークホルダが及ぼす影響の度合いは、プロジェクトの終盤が最も高い。
イ:プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので、プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい。(正解)
ウ:プロジェクト要員の必要人数は、プロジェクトの開始時点が最も多い。
エ:変更やエラー訂正にかかるコストは、プロジェクトの初期段階が最も高い。
多くのプロジェクトライフサイクルに共通する特性はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:プロジェクト開始時は不確実性が最も高く、目標達成リスクも最大となるため注意が必要です。
- 根拠:初期段階では情報不足や要件の不明確さが多く、計画や見積もりの誤差が大きくなりやすいからです。
- 差がつくポイント:不確実性の変化とリスクの関係を理解し、初期段階でのリスク管理の重要性を押さえることが合格の鍵です。
正解の理由
イは「プロジェクトの開始時は不確実性の度合いが最も高いので、プロジェクト目標が達成できないリスクが最も大きい」という内容で、これはプロジェクトマネジメントの基本原則に合致します。プロジェクトの初期段階は要件定義や計画策定が中心で、情報が不完全なため不確実性が高く、結果としてリスクも最大となります。これに対し、他の選択肢はプロジェクトの一般的な特性と異なります。
よくある誤解
- プロジェクト終盤のコスト影響が最大と誤解しやすいが、実際は初期の不確実性がリスクの源泉です。
- 要員数はプロジェクト中盤や後半に増えることが多く、開始時が最も多いとは限りません。
- 変更コストは後半に高くなるため、初期段階が最も高いというのは誤りです。
解法ステップ
- プロジェクトライフサイクルの各段階(開始、計画、実行、監視、終了)を理解する。
- 各段階の特徴(不確実性、リスク、コスト、要員数)を整理する。
- 不確実性が最も高いのはどの段階かを考える。
- リスクの大きさと不確実性の関係を確認する。
- 選択肢の内容と照らし合わせて正しいものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: プロジェクト終盤のコスト影響が最大とは限らず、むしろ初期の計画ミスが大きな影響を与えます。
- イ: 正解。開始時の不確実性とリスクの高さを正しく表現しています。
- ウ: 要員数はプロジェクトの進行に伴い増減するため、開始時が最も多いとは限りません。
- エ: 変更やエラー訂正のコストは後半に高くなるため、初期段階が最も高いのは誤りです。
補足コラム
プロジェクトマネジメントでは「不確実性は時間とともに減少する」という考え方が基本です。初期段階でのリスク管理が不十分だと、後の段階で大きな問題となりやすいため、リスクの早期発見と対応が重要です。また、変更コストは一般にプロジェクトが進むほど高くなるため、初期段階での仕様確定が望まれます。
FAQ
Q: なぜプロジェクト開始時の不確実性が高いのですか?
A: 初期段階では要件や環境が不明確で情報が不足しているため、予測が難しく不確実性が高くなります。
A: 初期段階では要件や環境が不明確で情報が不足しているため、予測が難しく不確実性が高くなります。
Q: 変更コストはなぜ後半に高くなるのですか?
A: 後半になると設計や開発が進んでいるため、変更が全体に与える影響が大きく、修正にかかる手間や費用が増加します。
A: 後半になると設計や開発が進んでいるため、変更が全体に与える影響が大きく、修正にかかる手間や費用が増加します。
関連キーワード: プロジェクトライフサイクル、不確実性、リスク管理、変更コスト、プロジェクトマネジメント

\ せっかくなら /
応用情報技術者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

