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応用情報技術者 2011年 秋期 午前205


問題文

自然数をキーとするデータを、ハッシュ表を用いて管理する。キーのハッシュ関数を    とすると、キーが衝突する条件はどれか。ここで、はハッシュ表の大きさであり、で割った余りを表す。

選択肢

a+bがnの倍数
a-bがnの倍数(正解)
nがa+bの倍数
nがa-bの倍数

ハッシュ関数の衝突条件【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:キーが衝突するのは、がハッシュ表の大きさの倍数のときです。
  • 根拠:ハッシュ関数は、で割った余りを返すため、余りが同じなら衝突します。
  • 差がつくポイント:余りの定義と「差がの倍数であること」が衝突の本質である点を理解できるかが重要です。

正解の理由

ハッシュ関数は、で割った余りを返します。
キーが衝突するとは、、すなわち

が成り立つことです。これを変形すると、
つまり、の倍数であることが衝突の条件です。
したがって、選択肢の中で「の倍数」と表現しているイが正解です。

よくある誤解

「和がの倍数なら衝突する」と誤解しやすいですが、ハッシュ関数は余りを比較するため、差がの倍数であることが正しい条件です。

解法ステップ

  1. ハッシュ関数の定義を確認する:
  2. 衝突の意味を理解する:
  3. 余りの等しさを式で表す:
  4. これを差の形に変形:
  5. 結論として、の倍数であることを導く

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「の倍数」→和の倍数は余りの等しさとは無関係です。
  • イ: 「の倍数」→正解。余りが等しい条件そのものです。
  • ウ: 「の倍数」→ハッシュ表の大きさがキーの和の倍数であることは衝突条件ではありません。
  • エ: 「の倍数」→逆の関係であり、の倍数である必要があります。

補足コラム

ハッシュ関数の衝突は避けられない問題であり、衝突解消法(チェイン法や開番地法)を用いて効率的に管理します。
また、は通常、素数を選ぶことで衝突を減らす工夫がされています。

FAQ

Q: なぜ「差がの倍数」でなければならないのですか?
A: 余りが等しいとは、2つの数の差がで割り切れることを意味するためです。
Q: 「和がの倍数」ではなぜダメですか?
A: 和の倍数は余りの等しさと直接関係がなく、衝突条件としては誤りです。

関連キーワード: ハッシュ関数、衝突条件、余り、モジュロ演算、データ構造
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