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応用情報技術者 2011年 秋期 午前255


問題文

ITサービスマネジメントの変更管理プロセスにおける変更要求の扱いのうち、適切なものはどれか。

選択肢

緊急の変更要求に対応するために、変更による影響範囲などについてのアセスメントを実施せずに実装した。
顧客からの変更要求だったので、他の変更要求より無条件に優先して実装した。
変更要求を漏れなく管理するために、承認されなかった変更要求も記録した。(正解)
法改正への対応だったので、変更に要するコストは見積もらずに実装した。

ITサービスマネジメントの変更管理プロセスにおける変更要求の扱い【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:変更要求は承認の有無にかかわらず漏れなく記録し、管理することが適切です。
  • 根拠:変更管理プロセスでは、すべての変更要求を一元管理し、履歴や判断根拠を明確にすることが重要です。
  • 差がつくポイント:緊急対応や法改正でも影響評価やコスト見積もりを省略せず、適切な承認プロセスを経る点が評価されます。

正解の理由

選択肢ウは「変更要求を漏れなく管理するために、承認されなかった変更要求も記録した」とあります。変更管理では、承認されなかった変更要求も含めてすべて記録し、後の見直しや監査に備えることが求められます。これにより、変更履歴の透明性が保たれ、サービスの安定運用に寄与します。

よくある誤解

緊急変更や法改正対応だからといって、影響評価やコスト見積もりを省略してよいわけではありません。変更管理の基本は、すべての変更を適切に評価・記録することです。

解法ステップ

  1. 変更管理プロセスの目的を確認する(変更の一元管理と透明性確保)。
  2. 各選択肢の対応がプロセスの基本に合致しているか検討する。
  3. 緊急対応や法改正対応でも評価や承認を省略していないか確認する。
  4. 記録の有無や管理の徹底がされている選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:緊急変更でも影響範囲のアセスメントは必須で、省略は誤りです。
  • イ:顧客からの要求でも無条件優先はリスクが高く、適切な評価と承認が必要です。
  • :すべての変更要求を記録し管理する点で正解です。
  • エ:法改正対応でもコスト見積もりを省略するのは管理上問題があります。

補足コラム

変更管理はITILなどのフレームワークで詳細に規定されており、変更要求の記録・評価・承認・実装・レビューの一連の流れを通じてサービスの安定性を確保します。承認されなかった変更要求も記録することで、将来的な再検討や問題発生時の原因追及が可能になります。

FAQ

Q: 緊急変更はなぜ影響評価を省略できないのですか?
A: 緊急変更でも影響評価を行うことで、他のサービスへの影響やリスクを最小限に抑えることができます。
Q: 承認されなかった変更要求を記録する意味は何ですか?
A: 将来的な再検討や監査対応、変更履歴の透明性確保に役立ちます。

関連キーワード: 変更管理、変更要求、ITサービスマネジメント、影響評価、承認プロセス
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