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応用情報技術者 2011年 秋期 午前267


問題文

現在の動向から未来を予測したり、システム分析に使用したりする手法であり、専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して、集団としての意見を収束させる手法はどれか。

選択肢

因果関係分析法
クロスセクション法
時系列回帰分析法
デルファイ法(正解)

未来予測やシステム分析に用いる集団意見収束手法【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:未来予測やシステム分析で専門家の意見を繰り返し集約し収束させる手法は「デルファイ法」です。
  • 根拠:複数の専門家にアンケートを実施し、回答を共有・再評価させることで意見のばらつきを減らし合意形成を図ります。
  • 差がつくポイント:単なる統計分析や因果分析ではなく、専門家の意見交換を匿名で繰り返す点が特徴で、集団知の活用に優れています。

正解の理由

デルファイ法は、未来予測やシステム分析において専門家の知見を活用するために開発された手法です。複数の専門家にアンケートを繰り返し実施し、各回の結果を参加者にフィードバックして意見を修正・収束させていきます。このプロセスにより、個々の偏りを抑えた集団としての合意形成が可能となります。問題文の「専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返す」という特徴がデルファイ法に該当します。

よくある誤解

デルファイ法は単なるアンケート調査ではなく、匿名性を保ちつつ意見を繰り返し収束させる点が重要です。時系列分析や因果関係分析とは異なり、統計的手法ではなく専門家の意見集約手法です。

解法ステップ

  1. 問題文の「複数の専門家にアンケート調査を行う」という部分を確認する。
  2. 「結果を互いに参照し調査を繰り返す」という反復的なプロセスに注目する。
  3. 選択肢の中で、専門家の意見を繰り返し集約し合意形成を目指す手法を選ぶ。
  4. 因果関係分析や時系列回帰分析は統計的手法であり、アンケートの反復は含まれないため除外。
  5. クロスセクション法は断面調査であり、未来予測や意見収束の特徴がないため除外。
  6. よって「エ: デルファイ法」が正解と判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 因果関係分析法
    原因と結果の関係を統計的に分析する手法であり、専門家の意見を繰り返し集約する方法ではありません。
  • イ: クロスセクション法
    ある時点のデータを分析する断面調査法で、未来予測や意見収束のプロセスは含まれません。
  • ウ: 時系列回帰分析法
    時系列データを用いて未来を予測する統計的手法ですが、専門家の意見を集約する手法ではありません。
  • エ: デルファイ法
    専門家の意見を匿名で繰り返し収束させる未来予測・合意形成手法であり、問題文の条件に合致します。

補足コラム

デルファイ法は1940年代にアメリカのランド研究所で開発され、軍事や技術予測に活用されてきました。匿名性を保つことで、権威や個人の影響を排除し、客観的な合意形成を促進します。IT分野だけでなく、政策決定や医療分野でも応用されています。

FAQ

Q: デルファイ法はどのように意見を収束させるのですか?
A: 専門家にアンケートを繰り返し実施し、前回の集計結果をフィードバックして意見を修正・調整させることで収束を図ります。
Q: クロスセクション法と時系列分析の違いは何ですか?
A: クロスセクション法はある時点のデータを分析する断面調査で、時系列分析は時間の経過に沿ったデータを分析し未来予測を行います。

関連キーワード: デルファイ法、未来予測、意見収束、専門家アンケート、システム分析、合意形成、時系列分析
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