応用情報技術者 2011年 春期 午前2 問67
問題文
図に示すマトリックス表を用いたポートフォリオ類型によって、事業計画や競争優位性の分析を行う目的はどれか。

選択肢
ア:目標として設定したプロモーション効果を測定するために、自らの置かれた立場を評価する。
イ:目標を設定し、資源配分の優先順位を設定するための基礎として、自らの置かれた立場を評価する。(正解)
ウ:目標を設定し、製品の品質を高めることによって、市場での優位性を維持する方策を評価する。
エ:目標を設定するために、季節変動要因や地域的広がりを加味することによって、市場の変化を評価する。
マトリックス表を用いたポートフォリオ類型の目的【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:このマトリックスは自社事業の位置づけを評価し、資源配分の優先順位を決めるために使います。
- 根拠:縦軸の市場成長率と横軸の市場シェアを基に、事業の魅力度と強みを分析し、戦略的判断を支援します。
- 差がつくポイント:単なる評価ではなく、目標設定と資源配分の意思決定に活用する点を理解することが重要です。
正解の理由
イは、マトリックス表の本質的な目的を正確に表しています。この表は事業の魅力度(市場成長率)と強み(市場シェア)を軸に、各事業の位置づけを評価し、どの事業に資源を重点的に配分すべきかを判断するためのツールです。したがって、目標設定と資源配分の優先順位決定の基礎として用いることが正しい使い方です。
よくある誤解
- プロモーション効果の測定や製品品質の評価は、このマトリックスの直接的な目的ではありません。
- 季節変動や地域差を加味するのは市場分析の別の手法であり、この表の主眼ではありません。
解法ステップ
- 問題文の図の軸を確認し、「事業の強み(市場シェア)」と「事業の魅力度(市場成長率)」であることを把握する。
- これらの軸が示す意味を理解し、事業の位置づけを評価するためのマトリックスであると認識する。
- 選択肢の中で「資源配分の優先順位を設定するための基礎」としての利用を示すものを探す。
- それがイであることを確認する。
選択肢別の誤答解説
- ア:プロモーション効果の測定はマーケティング評価の一部であり、このマトリックスの目的とは異なります。
- イ:正解。資源配分の優先順位決定に用いることがこのマトリックスの本質です。
- ウ:製品の品質向上は別の戦略課題であり、市場シェアや成長率の評価とは直接関係しません。
- エ:季節変動や地域差は市場分析の別要素であり、このマトリックスの軸には含まれていません。
補足コラム
このマトリックスは「成長シェアマトリックス」や「BCGマトリックス」と呼ばれ、事業ポートフォリオ分析の代表的な手法です。市場成長率が高く市場シェアも高い「花形(スター)」事業には積極的な投資を行い、逆に成長率もシェアも低い「負け犬(ドッグ)」事業は撤退や縮小を検討します。これにより経営資源の最適配分が可能となります。
FAQ
Q: このマトリックスはどのような軸で事業を評価しますか?
A: 縦軸に市場成長率(事業の魅力度)、横軸に市場シェア(事業の強み)を用いて評価します。
A: 縦軸に市場成長率(事業の魅力度)、横軸に市場シェア(事業の強み)を用いて評価します。
Q: なぜ資源配分の優先順位決定に役立つのですか?
A: 各事業の市場環境と競争力を可視化し、投資すべき事業と縮小すべき事業を判断できるためです。
A: 各事業の市場環境と競争力を可視化し、投資すべき事業と縮小すべき事業を判断できるためです。
関連キーワード: ポートフォリオ分析、BCGマトリックス、資源配分、市場成長率、市場シェア、事業戦略

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