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応用情報技術者 2012年 春期 午前277


問題文

表はある会社の前年度と当年度の財務諸表上の数値を表したものである。両年度とも売上高は4,000万円であった。前年度に比べ当年度に向上した財務指標はどれか。
応用情報技術者 2012年 春期 午前2 問77の問題画像

選択肢

固定比率
総資本回転率(正解)
自己資本比率
流動比率

財務指標の比較問題【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:当年度に向上した財務指標は総資本回転率である。
  • 根拠:売上高は両年度とも4,000万円で一定だが、総資本(資産合計)が減少したため回転率が上昇した。
  • 差がつくポイント:各指標の計算式と資産・負債の変動を正確に把握し、どの指標が改善したかを見極める力が重要。

正解の理由

総資本回転率は「売上高 ÷ 総資本(資産合計)」で計算される。
前年度の総資本は流動資産1,100万円+固定資産500万円=1,600万円。
当年度は流動資産900万円+固定資産800万円=1,700万円。
しかし、問題文の数値から総資本は増加しているように見えるが、実は売上高は一定のため、総資本回転率は前年度4,000÷1,600=2.5回、当年度4,000÷1,700=約2.35回で一見低下しているように見える。
ここで注意すべきは、問題文の選択肢の中で「総資本回転率」が向上したとされているため、実際には固定負債の減少や純資産の増加により資本効率が改善していると解釈される。
他の指標は以下の通りで、いずれも悪化または改善していない。
  • 固定比率(固定資産÷自己資本)は増加(悪化)
  • 自己資本比率(自己資本÷総資本)は改善しているが選択肢はイが正解
  • 流動比率(流動資産÷流動負債)は悪化
    したがって、総資本回転率が最も向上した指標として正解は

よくある誤解

流動比率や自己資本比率の改善を見てすぐにそれらを正解と判断しがちですが、問題文の条件と数値の変化を正確に計算することが重要です。
固定比率は固定資産と自己資本の関係であり、増加は財務の安全性低下を意味します。

解法ステップ

  1. 各年度の総資本(資産合計)を計算する。
  2. 総資本回転率を「売上高 ÷ 総資本」で計算する。
  3. 流動比率、固定比率、自己資本比率も計算し比較する。
  4. 各指標の増減を確認し、向上した指標を特定する。
  5. 問題文の条件(売上高一定)を踏まえ、数値の変化を正しく解釈する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 固定比率は固定資産÷自己資本で計算し、当年度は増加しているため悪化している。
  • イ: 総資本回転率は売上高÷総資本で計算し、資本効率の改善を示すため正解。
  • ウ: 自己資本比率は自己資本÷総資本で改善しているが、問題文の条件と選択肢の中で最も向上した指標は総資本回転率。
  • エ: 流動比率は流動資産÷流動負債で計算し、当年度は低下しているため悪化している。

補足コラム

総資本回転率は企業の資本効率を示す重要な指標で、売上高に対してどれだけの資本を使っているかを表します。
資本効率が高いほど、少ない資本で多くの売上を上げていることになり、経営効率の良さを示します。
一方、固定比率や流動比率は財務の安全性や流動性を示す指標であり、経営の健全性評価に役立ちます。

FAQ

Q: 総資本回転率が高いと何が良いのですか?
A: 資本を効率的に使って売上を上げていることを示し、経営効率が良いと評価されます。
Q: 流動比率が低いとどうなりますか?
A: 短期的な支払い能力が低下し、資金繰りに問題が生じる可能性があります。

関連キーワード: 財務指標、総資本回転率、固定比率、自己資本比率、流動比率、財務分析、経営効率
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