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応用情報技術者 2014年 春期 午前276


問題文

パレート図が有効に活用できる事例はどれか。

選択肢

新製品の発表会に際し、会場の準備や関係者への連絡などに落ち度がないような計画を立てる。
建物の設計施工に際し、幾つかの作業をどのような手順で進めれば最短時間で完成するかを調査する。
品質改善策の立案に際し、原因別の不良発生件数を分析し、優先取組みテーマを選択する。(正解)
ライフサイクルが短い商品の販売計画策定に際し、競合他社の出方を想定して、幾つかの代替策を準備する。

パレート図が有効に活用できる事例【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:パレート図は不良原因の発生件数を分析し、重点的に改善すべき項目を特定する際に有効です。
  • 根拠:パレート図は「80:20の法則」に基づき、問題の大部分を占める少数の原因を視覚的に把握できるため、効率的な品質改善に役立ちます。
  • 差がつくポイント:単なる計画や手順の検討ではなく、数値データを基に優先順位を明確にする分析手法である点を理解しましょう。

正解の理由

選択肢ウは「原因別の不良発生件数を分析し、優先取組みテーマを選択する」とあり、パレート図の本質的な使い方に合致しています。パレート図は不良の発生件数などのデータを大きい順に並べ、累積比率を示すことで、改善すべき重要な原因を特定するためのツールです。これにより、限られたリソースを効果的に配分し、品質改善の効果を最大化できます。

よくある誤解

パレート図は単なる計画立案や手順の最適化には使いません。数値データの分析に基づく優先順位付けに特化したツールであることを誤解しやすいです。

解法ステップ

  1. 問題文から「パレート図」の特徴を思い出す(原因の発生件数を分析し、優先順位をつける図表)。
  2. 各選択肢の内容が「数値データの分析」かどうかを確認する。
  3. 「不良発生件数の分析」と「優先取組みテーマの選択」が明示されている選択肢を探す。
  4. それが選択肢ウであることを確認し、正解とする。

選択肢別の誤答解説

  • ア:会場準備や連絡の計画はパレート図の対象外で、数値分析を伴わないため不適切です。
  • イ:作業手順の最短時間調査はスケジューリングやネットワーク図の領域であり、パレート図とは異なります。
  • :不良発生件数の分析と優先順位付けにパレート図を活用する正しい事例です。
  • エ:競合他社の動向を想定した代替策の準備は戦略的計画であり、パレート図の用途とは異なります。

補足コラム

パレート図は「80:20の法則」を視覚化するツールで、問題の80%は20%の原因から生じるという経験則に基づきます。品質管理や問題解決の現場で、どの原因に注力すべきかを判断する際に非常に有効です。Excelなどの表計算ソフトでも簡単に作成できるため、実務でも広く利用されています。

FAQ

Q: パレート図はどのようなデータに適していますか?
A: 不良件数やクレーム件数など、原因別の発生頻度や量を数値化したデータに適しています。
Q: パレート図とヒストグラムの違いは何ですか?
A: ヒストグラムはデータの分布を示すのに対し、パレート図は原因の大きさを降順に並べ、累積比率を示して優先順位を明確にします。

関連キーワード: パレート図、品質管理、80:20の法則、不良分析、優先順位付け
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