応用情報技術者 2015年 春期 午前2 問53
問題文
あるプログラムの設計から結合テストまでの作業について、開発工程ごとの見積工数を表1に示す。また、開発工程ごとの上級SEと初級SEの要員割当てを表2に示す。上級SEは、初級SEに比べて、プログラム作成・単体テストについて2倍の生産性を有する。表1の見積工数は、上級SEの生産性を基に算出している。
すべての開発工程に対して、上級SEを1人追加して割り当てると、この作業に要する期間は何か月短縮できるか。ここで、開発工程の期間は重複させないものとし、要員全員が1か月当たり1人月の工数を投入するものとする。

選択肢
ア:1
イ:2
ウ:3
エ:4(正解)
開発工程の期間短縮計算問題【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:上級SEを1人追加すると、作業期間は4か月短縮できる。
- 根拠:上級SEの生産性は初級SEの2倍で、プログラム作成・単体テストの工数は上級SE基準で算出されているため、追加要員の効果を正しく計算する必要がある。
- 差がつくポイント:生産性の違いを考慮した工数配分と、工程ごとの要員割当てを正確に理解し、期間短縮を段階的に計算することが重要。
正解の理由
プログラム作成・単体テスト工程は上級SE2人と初級SE2人が割り当てられているが、初級SEは上級SEの半分の生産性であるため、実質的な工数投入量を計算し直す必要があります。上級SEを1人追加すると、プログラム作成・単体テストの投入工数が増え、期間が短縮されます。設計と結合テストは上級SEのみで行われており、追加要員の効果も期間短縮に寄与します。これらを合計すると4か月の短縮となるため、正解はエです。
よくある誤解
初級SEの生産性を上級SEと同じと考え、単純に人数を足すだけで期間短縮を計算する誤りが多いです。生産性の違いを無視すると短縮効果を過大評価または過小評価します。
解法ステップ
- 各工程の工数と要員割当てを確認する。
- プログラム作成・単体テストの実質工数を上級SE換算で計算する(初級SEは生産性半分)。
- 上級SEを1人追加した場合の総投入工数を再計算する。
- 各工程の期間を工数÷(投入人員×生産性)で算出する。
- 追加要員投入前後の期間差を求める。
- すべての工程の期間短縮を合計し、答えを導く。
選択肢別の誤答解説
- ア(1か月):生産性の違いを考慮せず、単純に人数を増やしただけの計算で短縮効果を過小評価。
- イ(2か月):プログラム作成・単体テストのみの短縮を考慮し、設計や結合テストの効果を見落としている。
- ウ(3か月):設計または結合テストの短縮効果を一部しか反映していない計算ミス。
- エ(4か月):生産性差を正しく考慮し、全工程の期間短縮を合算した正しい答え。
補足コラム
生産性の違いを考慮した工数計算は、プロジェクトマネジメントにおいて非常に重要です。特に複数スキルレベルの要員が混在する場合、単純な人数計算ではなく、スキルごとの生産性を基にした換算が必要です。これにより、より正確なスケジュール管理とリソース配分が可能になります。
FAQ
Q: なぜ初級SEの工数は上級SEの半分と考えるのですか?
A: 問題文に「上級SEは初級SEに比べてプログラム作成・単体テストで2倍の生産性」と明記されているためです。
A: 問題文に「上級SEは初級SEに比べてプログラム作成・単体テストで2倍の生産性」と明記されているためです。
Q: 期間短縮はなぜ単純に人数を増やすだけでは計算できないのですか?
A: 工程ごとに生産性や要員構成が異なり、工数の割り当てや重複不可の制約があるため、単純加算では正確な期間短縮が求められません。
A: 工程ごとに生産性や要員構成が異なり、工数の割り当てや重複不可の制約があるため、単純加算では正確な期間短縮が求められません。
関連キーワード: 工数見積もり、生産性、要員割当て、期間短縮、プロジェクト管理

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