応用情報技術者 2019年 秋期 午前2 問60
問題文
販売管理システムにおいて、起票された受注伝票の入力が、漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめる監査手続として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:受注データから値引取引データなどの例外取引データを抽出し、 承認の記録を確かめる。
イ:受注伝票の入力時に論理チェック及びフォーマットチェックが行われているか、テストデータ法で確かめる。
ウ:販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、 プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。(正解)
エ:並行シミュレーション法を用いて、 受注伝票を処理するプログラムの論理の正確性を確かめる。
販売管理システムの受注伝票入力監査手続【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:受注伝票の入力が漏れなく重複なく行われているかは、プルーフリストと受注伝票の照合で確認するのが適切です。
- 根拠:プルーフリストはシステムが処理した全受注データの一覧であり、これと原票を突き合わせることで入力の完全性と一意性を検証できます。
- 差がつくポイント:単なる入力チェックや例外取引の承認確認ではなく、全件の網羅性と重複排除を直接検証できる手続きが求められます。
正解の理由
選択肢ウは、販売管理システムから出力されたプルーフリスト(処理済み受注データ一覧)と起票された受注伝票を照合し、さらに伝票に照合印が押されているかを確認します。これにより、伝票の入力漏れや重複入力がないかを直接的に検証できるため、監査手続として最も適切です。
よくある誤解
- 入力時の論理チェックやフォーマットチェックは入力ミス防止に有効ですが、漏れや重複の検出には不十分です。
- 例外取引の承認確認は特定の取引に限定され、全体の網羅性確認にはなりません。
解法ステップ
- 問題文の「漏れなく、かつ、重複なく入力されていることを確かめる」点に注目する。
- 各選択肢の監査手続が「漏れ」と「重複」の検証に適しているかを検討する。
- プルーフリストと原票の照合は全件の網羅性と一意性を直接確認できるため最適と判断する。
- 他の選択肢は部分的なチェックやプログラムの論理検証であり、漏れ・重複の直接検証には不向きと判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア:例外取引の承認記録確認は特定取引の正当性確認であり、全受注伝票の漏れ・重複検証には不適。
- イ:論理チェックやフォーマットチェックは入力ミス防止策であり、漏れや重複の検出には限界がある。
- ウ:プルーフリストと受注伝票の照合により、全伝票の入力漏れや重複を直接検証できるため正解。
- エ:並行シミュレーション法はプログラムの論理正確性を検証する手法であり、入力漏れ・重複の監査手続きではない。
補足コラム
プルーフリストとは、システムが処理した全受注伝票の一覧表であり、監査ではこれを原票と照合することで入力の完全性(漏れなし)と一意性(重複なし)を検証します。並行シミュレーション法はプログラムの正確性検証に用いられ、入力データの網羅性確認とは目的が異なります。
FAQ
Q: プルーフリストと受注伝票の照合はどのように行うのですか?
A: プルーフリストの各受注データと受注伝票を一件ずつ照合し、すべての伝票に照合印を押すことで漏れや重複を確認します。
A: プルーフリストの各受注データと受注伝票を一件ずつ照合し、すべての伝票に照合印を押すことで漏れや重複を確認します。
Q: 論理チェックやフォーマットチェックはなぜ漏れ・重複検出に不十分なのですか?
A: これらは入力値の妥当性を検証するものであり、伝票の入力漏れや同一伝票の重複登録を検出する機能はありません。
A: これらは入力値の妥当性を検証するものであり、伝票の入力漏れや同一伝票の重複登録を検出する機能はありません。
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