応用情報技術者 2021年 秋期 午前2 問77
問題文
A社とB社の比較表から分かる、A社の特徴はどれか。

選択肢
ア:売上高の増加が大きな利益に結び付きやすい。(正解)
イ:限界利益率が低い。
ウ:損益分岐点が低い。
エ:不況時にも、売上高の減少が大きな損失に結び付かず不況抵抗力は強い。
A社とB社の比較表から分かる、A社の特徴はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:ア: 売上高の増加が大きな利益に結び付きやすい。が正解です。
- 根拠:A社は変動費率が低く、売上増加に伴う限界利益が大きいため利益が伸びやすい特徴があります。
- 差がつくポイント:変動費と固定費のバランスから限界利益率や損益分岐点の意味を正確に理解できるかが鍵です。
正解の理由
A社とB社は売上高と営業利益が同じですが、A社の変動費は500億円、B社は800億円と大きく異なります。変動費が低いA社は売上が増えた場合、増加分の売上がほぼ利益に直結しやすい構造です。つまり、売上高の増加が利益増加に大きく寄与するため、選択肢アが正解となります。
よくある誤解
変動費が高い方が利益が出にくいと誤解しがちですが、固定費が低いB社は売上減少時のリスクが小さい点も重要です。利益構造の違いを正しく理解しましょう。
解法ステップ
- 表の数値を確認し、売上高、変動費、固定費、営業利益を把握する。
- 変動費率(変動費÷売上高)を計算し、A社とB社を比較する。
- 限界利益(売上高−変動費)を求め、利益の増減に対する感度を考える。
- 損益分岐点や不況時の影響をイメージし、選択肢の内容と照合する。
- 最も適切な特徴を選択肢から選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 正解。売上増加が利益に直結しやすい構造を示す。
- イ: 限界利益率は高い(A社は(1000−500)/1000=50%)ため「低い」は誤り。
- ウ: 損益分岐点は固定費÷限界利益率で計算。A社は400÷0.5=800億円、B社は100÷0.2=500億円。A社の方が高いので誤り。
- エ: 不況時の売上減少リスクは固定費が低いB社の方が小さいため、A社が強いとは言えず誤り。
補足コラム
限界利益率は「売上高に対する限界利益の割合」で、利益の増減に対する感度を示します。固定費が高い企業は売上増加時に利益が大きく伸びますが、売上減少時のリスクも大きくなります。損益分岐点は固定費÷限界利益率で求められ、企業の収益安定性を判断する指標です。
FAQ
Q: 限界利益率が高いと何が良いのですか?
A: 売上が増えたときに利益が大きく増えるため、成長企業にとって有利です。
A: 売上が増えたときに利益が大きく増えるため、成長企業にとって有利です。
Q: 損益分岐点が低い方が良いのですか?
A: 損益分岐点が低いと売上が少なくても利益が出やすく、経営の安定性が高いと言えます。
A: 損益分岐点が低いと売上が少なくても利益が出やすく、経営の安定性が高いと言えます。
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