応用情報技術者 2023年 秋期 午前2 問68
問題文
顧客から得る同意の範囲を段階的に広げながら、プロモーションを行うことが特徴的なマーケティング手法はどれか。
選択肢
ア:アフィリエイトマーケティング
イ:差別型マーケティング
ウ:パーミッションマーケティング(正解)
エ:バイラルマーケティング
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パーミッションマーケティング【午前2解説】
正解の理由
選択肢の中で、顧客からの同意(許可)を段階的に得ながらプロモーションを行う概念に当てはまるのは、ウのパーミッションマーケティングです。これは顧客の明示的な許可(オプトイン)を起点に、関係構築→信頼獲得→より踏み込んだ提案へと段階的に進める手法であり、「同意の範囲を段階的に広げる」という設問の要件と一致します。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを抽出:「同意」「段階的に広げる」「プロモーション」。
- 各選択肢の定義を照合:
- 同意(permission)やオプトインを核にしているか確認。
- ウェブや口コミ等の拡散を主眼にするか、差別化の概念か等を判定。
- 同意を段階的に拡大する特徴を持つものを選択 → ウが該当。
選択肢別の誤答解説
-
ア: アフィリエイトマーケティング
成果報酬型の広告配信手法で、外部サイト(アフィリエイター)に報酬を払って顧客を誘導する仕組み。顧客の同意を段階的に広げること自体が主目的ではないため不適切です。 -
イ: 差別型マーケティング
セグメンテーションに基づき顧客群を区別して異なる施策を行う手法。ターゲティングやカスタマイズの観点はあるが、「同意を段階的に拡大する」プロセスを必須としないため誤りです。 -
ウ: パーミッションマーケティング
顧客の許可(permission)を得てからコミュニケーションを開始し、関係深耕に応じて許可の範囲を広げていく戦略。設問が示す特徴と一致します。 -
エ: バイラルマーケティング
顧客やユーザの自然な拡散(口コミ)を利用して情報を広げる手法。拡散性が主眼であり、同意を段階的に拡大するプロセスを本質とはしていません。
よくある誤解
- 「パーミッションマーケティング=単なるメール配信」
単なる一斉配信ではなく、顧客の許可を得た上で関係を育て、より深い同意(購入や継続的な情報受取)を目指す一連の戦略です。 - 「オプトアウトとオプトインを混同する」
オプトアウト(初めから送信し、拒否させる方式)とオプトイン(許可を得てから送信する方式)は異なり、パーミッションマーケティングはオプトインが基本です。
補足コラム
- 起源と代表的説明者:この概念はセス・ゴーディン(Seth Godin)が提唱したことで知られます。顧客の注意が希少資源となった時代に、無差別な割り込み広告より許可に基づく関係構築が有効であると説かれました。
- 実務的な例:初回はニュースレター登録(軽い同意)、次に興味別コンテンツの選択、さらに特典付きオファーで購入同意へと進めるフロー。GDPRなどの個人情報保護規制を意識し、明確な同意取得と記録が重要です。
- KPI例:オプトイン率、ステップごとの離脱率、LTV(顧客生涯価値)の変化などで効果を測定します。
FAQ
Q. パーミッションマーケティングはメール以外でも使えますか?
A. はい。SMS、SNSのダイレクトメッセージ、アプリ内通知、対面イベントでの同意取得など、チャネルを問わず適用できます。
A. はい。SMS、SNSのダイレクトメッセージ、アプリ内通知、対面イベントでの同意取得など、チャネルを問わず適用できます。
Q. 「同意を段階的に広げる」具体的な施策は何ですか?
A. 例:ライトな情報提供→興味カテゴリ選択→限定コンテンツ提供→個別オファー提示、という段階で同意範囲を深める流れです。
A. 例:ライトな情報提供→興味カテゴリ選択→限定コンテンツ提供→個別オファー提示、という段階で同意範囲を深める流れです。
Q. 法規制との関係は?
A. 同意の明確性・撤回手続きの用意・記録保持が求められます。地域のプライバシー法に従って実施してください。
A. 同意の明確性・撤回手続きの用意・記録保持が求められます。地域のプライバシー法に従って実施してください。
関連キーワード: パーミッションマーケティング、オプトイン、同意ベース、メールマーケティング、段階的関係構築、顧客育成、セス・ゴーディン

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