基本情報技術者 2009年 秋期 午前(科目A) 問67
問題文
共通フレーム2007によれば、非機能要件に該当するものはどれか。
選択肢
ア:新しい業務の在り方をまとめた上で、業務上実現すべき要件
イ:業務の手順や入出力情報、ルールや制約などの要件
ウ:業務要件を実現するために必要なシステムの機能に関する要件
エ:ソフトウェアの信頼性、効率性など品質に関する要件(正解)
共通フレーム2007によれば、非機能要件に該当するものはどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論→正解は エ:ソフトウェアの信頼性や効率性など品質に関する記述は非機能要件に該当します。
- 根拠→共通フレーム2007は、機能要件(何をするか)と非機能要件(品質や制約)を明確に区別しています。
- 差がつくポイント→「信頼性」「効率性」「可用性」など評価・測定可能な品質特性が示されているかで判断します。
正解の理由
共通フレーム2007における非機能要件は、システムやソフトウェアが「どのように」動作すべきかを示す品質特性や制約を指します。選択肢エは「ソフトウェアの信頼性、効率性など品質に関する要件」と明確に品質特性を挙げており、非機能要件の定義に合致します。したがって正答は エ です。
よくある誤解
- 「要件=機能」と混同して、業務上の必要事項や処理手順を非機能要件と誤認する点。
- 性能や信頼性は“仕様”や“制約”に過ぎないと見落とし、設計段階で後回しにする誤り。
- 非機能要件は抽象的でテスト不能と考え、測定基準(SLAや指標)を設定しない点。
解法ステップ
- 問題文のキーワードを拾う:「信頼性」「効率性」「品質」など品質関連語を探す。
- 定義を当てはめる:機能要件=「何をするか」、非機能要件=「どのように(品質・制約)」と照合。
- 選択肢を排除:業務上の在り方や手順、システム機能に関する記述は機能系で除外。
- 残った品質関連の選択肢を正解とする。
選択肢別の誤答解説
- ア: 新しい業務の在り方をまとめた上で、業務上実現すべき要件
→ 業務要件(ビジネス要件)に該当します。業務の目的や範囲を示すもので非機能要件ではありません。 - イ: 業務の手順や入出力情報、ルールや制約などの要件
→ 業務プロセスやデータ要件に該当し、具体的な業務仕様(業務要件/業務フロー)であり非機能ではない。 - ウ: 業務要件を実現するために必要なシステムの機能に関する要件
→ システム機能、つまり機能要件(何を行うか)であり、非機能要件とは区別されます。 - エ: ソフトウェアの信頼性、効率性など品質に関する要件
→ 正解。品質特性を挙げており、共通フレームが定義する非機能要件に該当します。
補足コラム
非機能要件はユーザ体験や運用性、安全性に直結します。代表的な品質特性には信頼性(Reliability)、性能・効率性(Performance)、可用性(Availability)、保守性(Maintainability)、セキュリティ(Security)、ユーザビリティ(Usability)などがあります。試験では単語に注意し、「何をするか(機能)」と「どのようにあるべきか(品質)」を常に区別して解答してください。非機能要件は定量的に示す(応答時間、MTBF、可用率など)ことでテスト可能になります。
FAQ
Q: 非機能要件は必ず数値で表す必要がありますか?
A: 必須ではありませんが、受け入れやテストを容易にするために応答時間や可用率などの指標で表現するのが望ましいです。
A: 必須ではありませんが、受け入れやテストを容易にするために応答時間や可用率などの指標で表現するのが望ましいです。
Q: 「制約」は非機能要件に含まれますか?
A: はい。性能や運用環境、法的制約などシステムの動作に関わる制約は非機能要件に含まれます。
A: はい。性能や運用環境、法的制約などシステムの動作に関わる制約は非機能要件に含まれます。
Q: ユーザ要件と非機能要件の違いは?
A: ユーザ要件はユーザが達成したい目的や期待を示し、非機能要件はその達成方法に関する品質や制約を示します。
A: ユーザ要件はユーザが達成したい目的や期待を示し、非機能要件はその達成方法に関する品質や制約を示します。
関連キーワード: 非機能要件、品質特性、信頼性、効率性、可用性、保守性、性能要件、SLA、共通フレーム2007

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