基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問24
問題文
図の論理回路と同じ出力が得られる論理回路はどれか。


選択肢
ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:
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論理回路の同値判定【午前解説】
正解の理由
図から得られる式をそのまま表すと、AND の出力は 、インバータの出力は です。これらが OR に入力されるので出力 は
となります。ブール代数で変形すると
となり、選択肢イ「 と の OR()」と一致します。したがって正解は イ です。
解法ステップ
- 回路の各ブロックに信号名を付ける:AND 出力を 、インバータ出力を とする。
- OR の入力が と であることを確認し、出力は と表す。
- 元の変数で書くと となる。
- ブール代数(分配律・吸収律)で簡約して に変形する。
- 選択肢と照合して一致するものを選ぶ(イ)。
選択肢別の誤答解説
- ア:構成は の出力をさらに反転しているため式は 、すなわち となり一致しません。
- イ: と を OR する構成で式は 、図の回路の簡約式と一致するので正解です。
- ウ:記述は A をそのまま OR に与えつつ同じ A と B の AND も OR に入れる構成で、出力は (吸収律)となり不一致です。
- エ:B を反転して A と AND し、その結果をさらに反転しているため式は (ド・モルガン)で、 とは異なります。
よくある誤解
- 回路中の枝分かれを「別経路の結合(短絡)」と誤認し、 と が同一線で短絡して恒真になると考えるミス。図では「分岐」と「接続点」を区別して読む必要があります。
- インバータの位置を見落として AND にかかっている入力が だと誤解する場合。実際は AND の下入力は元の で、インバータ出力は OR に入ります。
- ブール変形で吸収律や分配律を使わず、真理表で誤った順序や結合を考えてしまい計算ミスをすることがあります。
補足コラム
- 吸収律(absorption):、また のように回路簡約で頻出の恒等式を覚えておくと短時間で解けます。
- 回路図を読むときは「分岐(同じ信号を複数に配る)」と「接続点(別信号の合流)」の記号的差異(点の有無、線の交差の描き方)を確実に見分けましょう。特に午前問題では微妙な線の取り回しを問われます。
FAQ
Q1: なぜ を直接 としてよいのですか?
A1: 吸収律と分配律を用いて と示せます。
A1: 吸収律と分配律を用いて と示せます。
Q2: 図の枝がインバータ出力と「合流」しているように見えた場合はどう判断する?
A2: 合流ではなく「OR の下入力に対して二つの線が並列に入力されている(すなわち OR に B と ¬B が入る)」という読み方が正しいです。図で線が一本に見えても、入力の起点(分岐位置)を確認してください。
A2: 合流ではなく「OR の下入力に対して二つの線が並列に入力されている(すなわち OR に B と ¬B が入る)」という読み方が正しいです。図で線が一本に見えても、入力の起点(分岐位置)を確認してください。
Q3: 真理表で確認する方法は?
A3: 4通りの に対して回路の各ノードの値を計算し、選択肢の式の真理表と一致するか比較すれば確実です。短い時間なら代数的変形の方が速いです。
A3: 4通りの に対して回路の各ノードの値を計算し、選択肢の式の真理表と一致するか比較すれば確実です。短い時間なら代数的変形の方が速いです。
関連キーワード: 論理回路、ブール代数、吸収律、分配律、AND、OR、NOT、回路図の読み方

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