基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問63
問題文
図は、業務改善の進め方を六つのステップに分解したものである。A〜Dのそれぞれにはア〜エに示す活動のいずれかが対応するとした場合,Cに該当する活動はどれか。

選択肢
ア:改善案の策定(正解)
イ:改善案の評価
ウ:改善目標の設定
エ:問題の把握
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業務改善の六段階における改善案策定【午前解説】
正解の理由
正解は ア(改善案の策定)です。図は上から順に工程を示し、最上段が「改善目的の確認」、最下段が「実施と効果の確認」と明示されています。一般的な業務改善の流れは「(1)目的確認 →(2)問題の把握 →(3)改善目標の設定 →(4)改善案の策定 →(5)改善案の評価(比較・選定) →(6)実施と効果確認」です。Cは4番目の枠に位置するため、この位置に当てはまる活動は「改善案の策定」であり、選択肢のうちアがこれに該当します。
解法ステップ
- 図の上下関係と両端の明示(ステップ1=目的確認、ステップ6=実施と効果確認)を確認する。
- 業務改善の標準的流れを想起する(把握→目標→案→評価→実施)。
- ステップ4(C)が流れのどの位置かを特定し、その位置に合う選択肢を照合する。
- 各選択肢を時間軸と役割で当てはめ、最も自然に合致するものを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:改善案の策定 — 正解。ステップ4に相当し、目標を達成するための具体的手段を設計する段階です。
- イ:改善案の評価 — 誤り。評価は複数案を比較・選定する作業で、策定の後、実施の直前に位置します(ステップ5相当)。
- ウ:改善目標の設定 — 誤り。目標設定は何を達成するかを決める工程で、案作成より前(ステップ3相当)に行われます。
- エ:問題の把握 — 誤り。現状分析と問題点抽出の工程で、目的確認の直後(ステップ2相当)に位置します。
よくある誤解
- 「改善目標の設定」と混同する:目標は何を達成するかを決める工程であり、案の作成(どう達成するか)より前に行われます。
- 「問題の把握」と混同する:問題把握は現状の事実と原因の分析であり、改善案はその原因に対する対策の設計工程です。
- 「評価と策定の順序」を逆に考える:評価は複数案を比較・選択するプロセスで、策定→評価→実施の順が基本です。
補足コラム
業務改善の流れは状況や手法(DMAIC、PDCAなど)によって用語や細分化が変わることがありますが、上の順序は多くのフレームワークで共通の基本形です。試験問題では「時間の流れ(目的→現状→目標→案→評価→実行)」を基準に各選択肢の役割を照らし合わせると誤答を避けやすくなります。
FAQ
Q1. なぜ「評価」と「策定」を逆に選びやすいですか?
A1. どちらも案についての検討を含むため混同しやすいですが、策定は案を作る工程、評価は作られた案を比較・選定する工程と明確に役割が分かれます。
A1. どちらも案についての検討を含むため混同しやすいですが、策定は案を作る工程、評価は作られた案を比較・選定する工程と明確に役割が分かれます。
Q2. 現場では「目標設定」と「案策定」をほぼ同時に行うことはありますか?
A2. 実務では反復的に両者を行う場合もありますが、試験問題では基本の順序(目標→案→評価→実施)を基に考えるのが安全です。
A2. 実務では反復的に両者を行う場合もありますが、試験問題では基本の順序(目標→案→評価→実施)を基に考えるのが安全です。
関連キーワード: 業務改善、改善プロセス、PDCA、問題分析、改善案評価、KPI設定

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