基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問76
問題文
取扱商品をABC分析した場合、Aグループの管理対象となる商品の商品番号はどれか。

選択肢
ア:1と2
イ:2と5(正解)
ウ:2と6
エ:4と8
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ABC分析による在庫重要度分類【午前解説】
正解の理由
正解: イ
ABC分析は「年間売上高」を基準に降順ソートし、累積比率でA/B/Cに分類する手法です。本問では合計年間売上高が であり、各商品の割合と累積を計算すると次のようになります。
ABC分析は「年間売上高」を基準に降順ソートし、累積比率でA/B/Cに分類する手法です。本問では合計年間売上高が であり、各商品の割合と累積を計算すると次のようになります。
主な上位項目(年間売上高、割合、累積)
- 商品2: → 、累積
- 商品5: → 、累積
累積が70%基準を超えた時点でAグループに含めるため、商品2と商品5を含めた時点で累積が約78.43%となり、Aグループは商品番号2と5になります。したがって選択肢は イ が正解です。
解法ステップ
- 各商品の年間売上高を確認(表に既に与えられているのでそのまま使用)。
- 売上高で降順に並べ替える(大きい順)。
- 各商品の売上高を総売上高で割り、割合(%)を求める。
- 割合を上から累積していき、累積が70%を超えた時点までの品目をAグループとする。
- Aグループに含まれる商品の番号を選択肢と照合する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 1と2
合計売上高は 。割合は で70%に達していないためAに含められません。 - イ: 2と5(正解)
前述の通り、合計 で累積約 、70%基準を超えるためAグループです。 - ウ: 2と6
合計売上高は 。割合は で70%未満のため誤りです。 - エ: 4と8
合計売上高は 。割合は と小さく、Aグループとは程遠いです。
よくある誤解
- 年間販売数量を基準にしてしまうミス:ABC分析は原則「売上高(価値)」ベースで行います。数量だけで判断すると誤分類します。
- 閾値(70%など)の扱いを誤る:累積が閾値を「超えた時点で含める」のが一般的で、閾値を満たすまでに止めるのではありません。
- 小数点の丸めによる誤差に注意しない:割合を丸めて累積計算すると境界付近で誤答しやすいので元の数値で計算することが重要です。
補足コラム
- ABC分析の閾値は組織や目的により変わることがあります。一般的な設定はA:70%、B:20%、C:10%ですが、A:80%/B:15%/C:5%などに調整することもあります。
- 実務では売上高だけでなく利益率や回転率を加味して重点管理する場合があります。高売上高でも回転が速く管理の必要が低いケースや、低売上高でも高利益で重点管理が必要なケースもあります。
- 表示されている年間売上高がない場合は「年間販売数 × 単価」で各行を計算してから同様に処理します。
FAQ
Q1: なぜ数量ではなく売上高で判断するのですか?
A1: ABC分析は在庫価値や収益への影響を重視するため、価値(売上高または金額)ベースで分類するのが標準です。数量だと単価差を反映できません。
A1: ABC分析は在庫価値や収益への影響を重視するため、価値(売上高または金額)ベースで分類するのが標準です。数量だと単価差を反映できません。
Q2: 累積がちょうど70.00%になったらどうしますか?
A2: 基本はその時点で含める扱いが一般的ですが、運用ルールにより微調整することができます。問題では「累積が70%を超える」または「70%を目標に上から積み上げる」いずれかの解釈で判断します。
A2: 基本はその時点で含める扱いが一般的ですが、運用ルールにより微調整することができます。問題では「累積が70%を超える」または「70%を目標に上から積み上げる」いずれかの解釈で判断します。
Q3: 売上高が同値(同率)の複数商品が境界にいる場合は?
A3: 同率の場合は管理ルールで優先度を決める(例:在庫回転が遅い方をAに含める)か、すべて同じグループに含めるなど運用上の決め事に従います。
A3: 同率の場合は管理ルールで優先度を決める(例:在庫回転が遅い方をAに含める)か、すべて同じグループに含めるなど運用上の決め事に従います。
関連キーワード: ABC分析、在庫管理、売上高比率、パレート分析、在庫最適化、棚卸し、ロジスティクス、仕入管理

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