基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問45
問題文
図は構造化分析法で用いられるDFDの例である。図中の “○” が表しているものはどれか。

選択肢
ア:アクティビティ
イ:データストア
ウ:データフロー
エ:プロセス(正解)
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DFDのプロセス記号【午前解説】
正解の理由
DFD(データフロー図)で用いられる基本記号のうち、丸(または丸みを帯びた形)は「プロセス(処理)」を示します。図では丸に対して複数の矢印が入出ししており、これはデータを受け取り加工して別のデータとして出力することを意味します。中間にある並行する短い水平線はデータストア(格納場所)、両端の幅長めの長方形は外部エンティティ(データの発生源・消費先)を示しており、矢印はデータフローです。したがって丸はプロセスを表すため、正解は エ です。
解法ステップ
- 図形の形を確認する(丸、並行線、長方形、矢印の区別)。
- 各図形が何と接続しているかを確認する(入出力の有無と向き)。
- 並行線があればそれはデータストア、四角は外部エンティティ、単線矢印はデータフローと仮定する。
- 丸が矢印の入出力を受けているなら「処理を行うプロセス」と判断する。
- 選択肢と照合して最も一致するものを選ぶ(この場合はプロセス)。
選択肢別の誤答解説
- ア: アクティビティ
アクティビティはUMLの活動図などで用いられる概念で、DFDの標準記号とは異なり一般的に丸で表すとは限りません。よって不適切です。 - イ: データストア
データストアは図中の「上下に並んだ短い平行線」で表されます。問題の○とは形状・役割が一致しません。 - ウ: データフロー
データフローは「単線の矢印」で表され、丸そのものではありません。丸はデータの加工主体です。 - エ: プロセス
丸に入出する矢印が示すのはデータの受け取りと出力を行う処理であり、DFDの「プロセス」に該当します(正解)。
よくある誤解
- 並行する短い棒線と丸を見間違える:短い平行線はデータストアであり、丸とは機能が異なります。
- 長方形をプロセスと誤認する:長方形は外部エンティティであり、システム外部の主体(人や他システム)を表します。
- 矢印そのもの(データフロー)を丸と混同する:矢印は動き(データの流れ)であり、処理(プロセス)ではありません。
補足コラム
DFDには表記の流儀が複数あります(Yourdon/DeMarco や Gane–Sarson など)。Yourdon/DeMarco 系ではプロセスは円や楕円で表現されることが多く、Gane–Sarson 系では丸みを帯びた長方形で表すことが多い点に注意してください。試験問題では図形の意味(接続関係や矢印の向き)を優先して判断すると安全です。
FAQ
Q1: 丸が二重線で囲まれていたら何を意味しますか?
A1: 二重丸は特に標準化された意味は少なく、図ごとの注釈を確認する必要があります。多くの場合、単純な強調や特殊プロセスの区別を示すだけです。
A1: 二重丸は特に標準化された意味は少なく、図ごとの注釈を確認する必要があります。多くの場合、単純な強調や特殊プロセスの区別を示すだけです。
Q2: データストアと外部エンティティの見分け方は?
A2: データストアは並行線(データ格納)で、外部エンティティは長方形(データの発生源/消費先)です。接続パターンで判断します。
A2: データストアは並行線(データ格納)で、外部エンティティは長方形(データの発生源/消費先)です。接続パターンで判断します。
Q3: どの記号を優先して見るべきですか?
A3: まず矢印(データフロー)を追い、次に矢が接続する図形の種類(丸・並行線・四角)で役割を判定します。
A3: まず矢印(データフロー)を追い、次に矢が接続する図形の種類(丸・並行線・四角)で役割を判定します。
関連キーワード: DFD、構造化分析、データフロー図、プロセス、データストア、外部エンティティ、Yourdon、Gane–Sarson、図記号識別

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