基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問56
問題文
次の条件で IT サービスを提供している。SLA を満たすためには、サービス時間帯中の停止時間は 1 か月に最大で何時間以内であればよいか。ここで、1 か月の営業日は 30 日とする。
〔SLA の条件〕
・サービス時間帯は営業日の午前 6 時から翌日午前 1 時まで。
・可用性 99.5% 以上とすること。
選択肢
ア:1
イ:2(正解)
ウ:3
エ:4
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可用性と許容停止時間の算出【午前解説】
正解の理由
正解は イ(2時間)です。
サービス時間は営業日午前6時〜翌午前1時で1日あたり19時間、30日で月間サービス時間は 時間です。可用性99.5%の許容停止時間は となります。選択肢は整数時間で与えられているため、許容される最大の「何時間以内か」を満たす整数は2時間(2.85時間は2時間51分のため、3時間は超過)です。
サービス時間は営業日午前6時〜翌午前1時で1日あたり19時間、30日で月間サービス時間は 時間です。可用性99.5%の許容停止時間は となります。選択肢は整数時間で与えられているため、許容される最大の「何時間以内か」を満たす整数は2時間(2.85時間は2時間51分のため、3時間は超過)です。
解法ステップ
- サービス時間/日を求める:午前6時から翌午前1時まで → 時間。
- 月間サービス時間を求める: 時間。
- 許容停止率を求める:。
- 許容停止時間を算出: 時間(= 2時間51分)。
- 選択肢と照合:2時間51分を超えない整数時間は「2時間」なのでイを選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 1時間 — 許容停止時間は約2.85時間なので1時間は十分厳しく、最大値ではありません。
- イ: 2時間 — 許容停止時間2.85時間を満たす最大の整数時間であり正解です。
- ウ: 3時間 — 3時間は許容停止時間2.85時間を超えるため、可用性99.5%の条件を満たしません。
- エ: 4時間 — 明らかに許容停止時間を超過しており誤りです。
よくある誤解
- 「1日を24時間と考える」
サービス時間帯が明示されているため、必ず指定の営業時間(19時間/日)で計算します。 - 「可用性のパーセントをそのまま時間に掛けて切り上げる」
切り上げると許容停止時間を超えてしまうため、実際には切り捨てや分単位での比較が必要です。 - 「小数時間をそのまま選択肢の最も近い整数に丸める」
問題は“最大で何時間以内”かを問うため、丸めではなく基準以下であるかを判断します。
補足コラム
- 数値を分単位で扱うと判断が正確になります。今回の許容停止時間は 分=2時間51分です。SLAsでは一般に分単位や秒単位で精度を求められることが多く、整数時間での丸め方(切り捨て・切り上げ)を問題文で確認することが重要です。
- 実務では「最大停止時間以内」の解釈を曖昧にせず、SLA条項で切り上げ・切り捨て・四捨五入のルールを明記します。
FAQ
Q1: サービス時間の計算で「翌日」をどう扱えばよいですか?
A1: 開始時刻から終了時刻までの時間差を算出します。今回のように翌日午前1時までなら、24時間を超えない範囲で差を計算して19時間となります。
A1: 開始時刻から終了時刻までの時間差を算出します。今回のように翌日午前1時までなら、24時間を超えない範囲で差を計算して19時間となります。
Q2: 可用性99.5%をどうやって時間に直しますか?
A2: 許容停止率は で求め、月間サービス時間に掛けて時間に換算します(例:)。
A2: 許容停止率は で求め、月間サービス時間に掛けて時間に換算します(例:)。
Q3: 小数時間が出た場合はどう判断しますか?
A3: 問題文が「何時間以内か」と問う場合は、その時間を超えない最大の値を選びます。整数の選択肢なら切り捨てで判断します。
A3: 問題文が「何時間以内か」と問う場合は、その時間を超えない最大の値を選びます。整数の選択肢なら切り捨てで判断します。
関連キーワード: SLA、可用性、稼働率、ダウンタイム、サービス時間、可用性算出方法

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