基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問66
問題文
要件定義の段階で行う作業はどれか。
選択肢
ア:新たに構築する業務とシステムの仕様を明確化し、システム化範囲を明示する。(正解)
イ:顧客が記述したニーズに合ったソフトウェアを開発する。
ウ:事業の目的、目標を達成するために必要なシステム化の方針を立案する。
エ:ソフトウェア製品の運用及び利用者に対する運用支援を行う。
🔒 解説は解答すると表示されます
要件定義の作業範囲【午前解説】
正解の理由
正解は ア です。
要件定義の主な役割は、業務の流れや利用者要望を整理して、システムで何を実現するか(何を作るか)を明確にし、システム化の範囲と仕様を定義して関係者の合意を得ることです。アは「業務とシステムの仕様を明確化し、システム化範囲を明示する」とあり、要件定義の定義に一致します。
要件定義の主な役割は、業務の流れや利用者要望を整理して、システムで何を実現するか(何を作るか)を明確にし、システム化の範囲と仕様を定義して関係者の合意を得ることです。アは「業務とシステムの仕様を明確化し、システム化範囲を明示する」とあり、要件定義の定義に一致します。
解法ステップ
- 設問文のキーワード「要件定義の段階」を強く意識する。
- 各選択肢が「何をする工程か」を短く分類(企画/要件定義/設計・開発/運用)する。
- 要件定義の定義(仕様の明確化、範囲決定、要件定義書で合意)と最も合致する選択肢を選ぶ。
- 選択肢に「開発」「運用」「方針立案」などの語があれば、工程の上下流で判断して除外する。
選択肢別の誤答解説
- ア(正解):新たに構築する業務とシステムの仕様を明確化し、システム化範囲を明示する。→ 要件定義の本質を述べており正解です。
- イ(誤り):顧客が記述したニーズに合ったソフトウェアを開発する。→ これは「開発(実装)」工程の説明で、コーディングやソフトウェア作成に該当します。
- ウ(誤り):事業の目的、目標を達成するために必要なシステム化の方針を立案する。→ これは企画・システム化構想や基本計画に相当する上流工程の説明で、要件定義より前の段階です。
- エ(誤り):ソフトウェア製品の運用及び利用者に対する運用支援を行う。→ これは運用・保守に関する説明で、導入後の工程に該当します。
よくある誤解
- 「要件定義=方針立案」と混同する誤解:事業目的やシステム化の方針立案は企画やシステム化構想など上流工程で、要件定義はその次に具体的要件をまとめます。
- 「要件定義で開発(コーディング)まで行う」と考える誤解:実装・テストは設計と開発工程の仕事であり、要件定義は設計の入力を作る段階です。
- 要件定義で「運用支援」や「運用業務」まで含める誤解:運用・保守や利用者サポートは導入後の工程に該当します。
補足コラム
要件定義で作成・整理する代表的成果物は、要件定義書(業務要件書)、ユースケースまたは業務フロー、機能一覧、画面要件、データ定義、非機能要件(性能・可用性・セキュリティ)などです。要件定義は関係者合意(ステークホルダー合意)を得ることが目的で、ここが曖昧だと後工程で手戻りやコスト増が発生します。試験では「何を決める工程か」を問う設問が多いので、「何(目的)」と「いつ(工程)」をセットで捉える練習をしてください。
FAQ
Q1:要件定義と基本設計の違いは?
A1:要件定義は「何を実現するか(業務・機能・非機能)」を定義する工程、基本設計はその要件をもとに「どのように実現するか(システム構成、主要仕様)」を決める工程です。
A1:要件定義は「何を実現するか(業務・機能・非機能)」を定義する工程、基本設計はその要件をもとに「どのように実現するか(システム構成、主要仕様)」を決める工程です。
Q2:要件定義で非機能要件も含める必要はありますか?
A2:必須です。性能、可用性、セキュリティ、運用性など非機能要件が不明確だと設計や構成で問題が発生します。
A2:必須です。性能、可用性、セキュリティ、運用性など非機能要件が不明確だと設計や構成で問題が発生します。
Q3:短時間で「要件定義」を見抜くコツは?
A3:「仕様を明確化」「範囲を明示」「関係者合意」といった表現を含む選択肢を優先して探すことです。
A3:「仕様を明確化」「範囲を明示」「関係者合意」といった表現を含む選択肢を優先して探すことです。
関連キーワード: 要件定義, 基本設計, システム開発工程, 要件定義書, 業務要件, 機能要件, 非機能要件, 運用保守

\ せっかくなら /
基本情報技術者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

