基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問67
問題文
“提案評価方法の決定”に始まる調達プロセスを、調達先の選定、調達の実施、提案依頼書(RFP)の発行、提案評価に分類して順番に並べたとき、cに入るものはどれか。

選択肢
ア:調達先の選定(正解)
イ:調達の実施
ウ:提案依頼書(RFP)の発行
エ:提案評価
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調達プロセスの工程順序【午前解説】
正解の理由
正解: ア: 調達先の選定
流れの論理を整理すると次の順になります。まず「提案評価方法の決定」で評価基準・ウエイトを確定し、その基準をRFPで提示(RFP発行)。応募・提出された提案を提示した評価方法で比較・判定(提案評価)し、その評価結果を基に最終的に採用する相手を決める(調達先の選定)。選定後に契約手続きや発注などの調達の実施へ移行します。したがって、図のcは「調達先の選定」に対応します。
解法ステップ
- 左端「提案評価方法の決定」は評価基準の確定を意味することを確認。
- 評価基準は提案者に示す必要があるため、次はRFP発行が来ると推定。
- RFPを受けて提案が集まれば、それを評価する(提案評価)。
- 評価結果に基づき相手を決める(調達先の選定)。
- 最後に契約や発注などの調達の実施に進む、という因果関係で順序を決定。
選択肢別の誤答解説
- ア: 調達先の選定(正解)
→ 提案評価後に最終的に相手を決める行為であり、RFP発行→提案評価の後に位置します。 - イ: 調達の実施(誤り)
→ 調達の実施は契約締結・発注・納入管理などの実行段階であり、通常は最終段階(d)です。 - ウ: 提案依頼書(RFP)の発行(誤り)
→ RFPは評価方法決定の直後に出すべき文書であり、図のaに相当します。 - エ: 提案評価(誤り)
→ 提案評価はRFP発行の後、選定の前に行う活動であり、図のbに対応します。
よくある誤解
- 誤解1: RFP発行と選定を入れ替えて考える
→ RFPは選定のための情報と評価基準を提供する文書であり、選定は評価後に行います。 - 誤解2: 調達の実施=RFP発行と捉える
→ 調達の実施は契約締結・発注・納入管理などの実行段階で、RFP発行とは段階が異なります。 - 誤解3: 評価方法の決定を評価の途中で行ってよいと考える
→ 評価方法は評価前に確定しないと公平性・透明性が損なわれます。
補足コラム
調達プロセスを明確に区分することは、公正性と透明性の確保に直結します。評価方法は「定量評価(スコア・加重平均)」と「定性評価(技術力や過去実績の審査)」を組み合わせるのが一般的で、RFPには評価基準、加重、合格基準や提出様式を明記するとトラブルを防げます。選定後の調達の実施では、契約条件の最終調整や引渡しスケジュール・検収条件が重要になります。
FAQ
Q1: 評価方法はどの程度細かく決めるべきですか?
A1: 加重や評価尺度、合否基準は明確に定め、評価の再現性が得られる程度に具体化してください。
A1: 加重や評価尺度、合否基準は明確に定め、評価の再現性が得られる程度に具体化してください。
Q2: RFPと仕様書は同じですか?
A2: RFPは提案依頼書で、要求事項・提出物・評価基準を含む文書。仕様書は技術的要件を詳細に示す補助文書です。
A2: RFPは提案依頼書で、要求事項・提出物・評価基準を含む文書。仕様書は技術的要件を詳細に示す補助文書です。
Q3: 選定後すぐに発注できますか?
A3: 原則は契約締結手続き(条件交渉、法務チェックなど)を経て正式に発注します。
A3: 原則は契約締結手続き(条件交渉、法務チェックなど)を経て正式に発注します。
関連キーワード: 調達プロセス、RFP、提案評価方法、調達先選定、契約締結、ベンダ評価、発注管理、評価基準、調達実施、入札手続き

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