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基本情報技術者 2011年 秋期 午前(科目A)73


問題文

算出式を基に生産計画を立案するとき、cは幾つか。ここで、4月1日の繰越在庫は、3月31日時点の実在庫400個である。   〔算出式〕  生産計画 = 販売計画 + 在庫計画 - 繰越在庫
基本情報技術者 2011年 秋期 午前(科目A) 問73の問題画像

選択肢

4,450
4,550
4,850(正解)
4,900

生産計画の算出(在庫計画と繰越在庫)【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論: 4月3日の生産計画 c は、販売計画 4,800 と在庫計画 300 から前日の繰越在庫 250 を差し引いて 4,850 となる。
  • 根拠: 生産計画は に従い、繰越は常に前日の期末(実)在庫を用いるため逐次算出する。
  • 差がつくポイント: 初期の繰越在庫(4月1日分は 400)を正しく使い、各日の繰越(=前日の在庫計画達成後の期末在庫)に更新することが重要。

正解の理由

により、日ごとに「前日の期末在庫(繰越)」を用いて計算します。
初期条件:4月1日の繰越在庫は 3月31日時点の実在庫 400 個。各日の在庫計画はその日の期末在庫目標であり、計画通り生産すれば期末はその値になります。従って順に計算すると、4月3日の計算は
となり、正解は (4,850)です。

よくある誤解

  • 初期繰越を全日共通で 400 として計算してしまう(これだと4/1以外も誤る)。
  • 在庫計画(その日の 期末在庫目標)を「当日の繰越(期首)」と混同する(繰越は前日の期末)。
  • 各日の繰越を更新せず、別日の生産量と取り違えて誤答(例:4/2や4/4の値を選ぶミス)。

解法ステップ

  1. 初期の繰越在庫(4月1日の期首)を確認:400 個(3月31日の実在庫)。
  2. 4月1の生産 a を式で算出:5000 + 300 - 400 = 4900。これで4月1の期末在庫は在庫計画どおり 300。
  3. 4月2の繰越は前日の期末=300、よって b = 4500 + 250 - 300 = 4450。4月2の期末在庫は 250。
  4. 4月3の繰越は前日の期末=250、よって c = 4800 + 300 - 250 = 4850(これが求める値)。
  5. (参考)4月4は繰越=300 より d = 4600 + 250 - 300 = 4550。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 4,450 → これは 4月2日の生産計画 b(4500 + 250 - 300 = 4450)に該当。日付を間違えて計算した典型的ミス。
  • イ: 4,550 → これは 4月4日の生産計画 d(4600 + 250 - 300 = 4550)に相当。繰越の更新タイミングを誤った場合に出る値。
  • ウ: 4,850 → 正解。4月3日の生産計画 c を正しく逐次計算した結果。
  • エ: 4,900 → これは 4月1日の生産計画 a(5000 + 300 - 400 = 4900)に該当。初期日を誤って参照した誤答。

補足コラム

生産・在庫の基本関係は在庫の動きで表現できます。期末在庫は次の式で確認できます。

これを変形すると本問題の式になります。計画段階では「在庫計画」は期末の目標値であり、生産計画はその達成と販売を勘案して決めます。現場では安全在庫やリードタイムの考慮、変動を踏まえた調整が実務上重要です。

FAQ

Q1: 繰越在庫は常に「前日の在庫計画」なのですか?
A1: 計画通り生産・販売が行われる前提では前日の在庫計画=実際の期末在庫となり、翌日の繰越になります。差異が出る場合は実在庫を用います。
Q2: 在庫計画が負になることはありますか?
A2: 在庫計画は通常プラス(目標在庫)です。負になる場合は欠品や計画ミスを意味するので別途対策が必要です。
Q3: 別の初期在庫(例:300)で計算したら答えは変わりますか?
A3: はい。初期繰越が異なれば全日分の生産計画が変わります。問題文の初期繰越は必ず確認してください。

関連キーワード: 生産計画、在庫計画、繰越在庫、期末在庫、期首在庫、在庫管理、棚卸資産、生産管理
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