基本情報技術者 2011年 秋期 午前(科目A) 問77
問題文
売上高が100百万円のとき、変動費が60百万円、固定費が30百万円掛かる。変動費率、固定費は変わらないものとして、目標利益18百万円を達成するのに必要な売上高は何百万円か。
選択肢
ア:108
イ:120(正解)
ウ:156
エ:180
目標利益を達成するのに必要な売上高の計算【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:必要売上高は120百万円です。限界利益率0.4を用いて、で求めます。
- 根拠:売上高に対する限界利益はで、目標利益は限界利益から固定費を引いた差で得られます。
- 差がつくポイント:変動費率と固定費を正しく区別し、限界利益率(貢献率)を百分率ではなく小数で計算することが重要です。
正解の理由
現在のデータから変動費率は、よって限界利益率(貢献率)はです。
目標利益18百万円を得るために必要な限界利益総額は固定費30百万円と目標利益18百万円の合計48百万円です。
必要売上高は限界利益率で割って求めます:
したがって正解は イ の120です。
目標利益18百万円を得るために必要な限界利益総額は固定費30百万円と目標利益18百万円の合計48百万円です。
必要売上高は限界利益率で割って求めます:
したがって正解は イ の120です。
よくある誤解
- 変動費と固定費を混同し、固定費を売上に対する比率で扱ってしまう誤り。固定費は売上に依存しない金額です。
- 限界利益率(0.4)をパーセントのまま(40)計算に使い、割り算を誤るミス。小数で扱う必要があります。
- 現在の限界利益(100売上に対する40)をそのまま目標利益に対する比で増加させるが、固定費を含め忘れる誤算。
解法ステップ
- 変動費率を求める:。
- 限界利益率を計算:。
- 必要な限界利益総額を求める:。
- 売上高を算出:(百万円)。
(式)
選択肢別の誤答解説
- ア: 108
108百万円の限界利益は百万円で、固定費30を引くと利益は百万円。目標18には不足します。 - イ: 120
百万円の限界利益から固定費30を引くと目標利益18百万円が得られます。正解です。 - ウ: 156
百万円、固定費30を引くと利益は百万円で目標を超過しますが必要以上の売上です。効率的ではありません。 - エ: 180
百万円、固定費30を引くと利益は百万円でさらに過剰な売上です。目標達成にはもっと小さい売上で十分です。
補足コラム
- ブレークイーブン(損益分岐点)売上高は固定費を限界利益率で割った値です:
現在の売上100百万円はブレークイーブンを上回っており、利益は百万円です。目標18を達成するにはさらに8百万円の限界利益が必要で、売上では百万円の追加が必要になります(合計120)。 - 限界利益率(貢献率)は収益管理・価格設定・CVP分析で非常に重要な指標です。固定費のカバーと目標利益設定に直結します。
FAQ
Q1. 変動費率が変わったらどうする?
A1. 同じ手順で新しい変動費率から限界利益率を求め、で再計算してください。比率が変わると必要売上が大きく変動します。
A1. 同じ手順で新しい変動費率から限界利益率を求め、で再計算してください。比率が変わると必要売上が大きく変動します。
Q2. ブレークイーブン売上高とは何ですか?
A2. 固定費を限界利益率で割った売上高で、利益がちょうどゼロになる点です。事業の最低必要売上を示します。
A2. 固定費を限界利益率で割った売上高で、利益がちょうどゼロになる点です。事業の最低必要売上を示します。
Q3. 限界利益と営業利益はどう違いますか?
A3. 限界利益は売上から変動費を差し引いた額、営業利益はそこから固定費等を差し引いた最終的な利益です。
A3. 限界利益は売上から変動費を差し引いた額、営業利益はそこから固定費等を差し引いた最終的な利益です。
# 簡単な確認用コード sales = 120 var_rate = 60/100 contribution = sales * (1 - var_rate) profit = contribution - 30 sales, contribution, profit
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