基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問16
問題文
装置aとbのMTBFとMTTRが表のとおりであるとき、aとbを直列に接続したシステムの稼働率は幾らか。

選択肢
ア:0.72(正解)
イ:0.80
ウ:0.85
エ:0.90
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直列構成の稼働率計算【午前解説】
正解の理由
正解は ア(0.72)です。
装置aの稼働率は 、装置bは で、直列系の稼働率は各装置が同時に動作している確率、つまり となるため選択肢アが正解です。
装置aの稼働率は 、装置bは で、直列系の稼働率は各装置が同時に動作している確率、つまり となるため選択肢アが正解です。
解法ステップ
- 各装置の稼働率(可用性)を求める。公式は 。
- a:
- b:
- 直列接続のシステム稼働率は各装置の稼働率の積を取る:。
- 選択肢と照合して最も近い値を選ぶ(本問では 0.72→ア)。
選択肢別の誤答解説
- ア: 正解。計算通り 。
- イ(0.80): 個々の稼働率 a=0.8 をそのままシステム稼働率と誤認した結果。直列系ではbの影響を忘れている。
- ウ(0.85): 直列の積でも和でも説明がつかない中途半端な値。aとbの加重平均や別の誤った合成をした可能性が高い。
- エ(0.90): bの稼働率をそのまま採用した誤り。直列系では最小の可用性に引き下げられる効果があるため一方だけを採用してはいけない。
よくある誤解
- 「装置の稼働率を足す」:直列系は同時稼働が必要なので和ではなく積を使います。
- 「MTBFとMTTRを逆に使う」:MTBF/(MTBF+MTTR) が可用性の公式で、MTTR/(MTBF+MTTR) は逆に故障中比率(非稼働率)です。
- 「途中で過度に丸める」:途中で丸めると積算で誤差が拡大するため、最終値のみ四捨五入する習慣をつけてください。
補足コラム
- 別の表現として、故障率 、修復率 を用いると安定状態可用性は となり、これは と同等です。
- 並列冗長構成(冗長化)では系可用性は 1 −(全ユニットがダウンする確率)となり、直列とは合成方法が異なるため注意が必要です。
- 試験では小数の扱いに慣れること、途中での余計な丸めを避けることが重要です。
FAQ
Q1: MTBF と MTTR の単位が異なるときは?
A1: 単位をそろえてから計算してください。時間が違えば比率が変わります。
A1: 単位をそろえてから計算してください。時間が違えば比率が変わります。
Q2: 「稼働率」と「信頼度(Reliability)」は同じですか?
A2: 異なります。稼働率(可用性)は運用中に利用可能である確率の長期平均、信頼度は特定の時間内に故障しない確率(非修復または短期)を指します。
A2: 異なります。稼働率(可用性)は運用中に利用可能である確率の長期平均、信頼度は特定の時間内に故障しない確率(非修復または短期)を指します。
Q3: 小数の丸めはいつするべきですか?
A3: 最終結果のみ四捨五入するのが安全です。途中で丸めると積算で誤差が生じることがあります。
A3: 最終結果のみ四捨五入するのが安全です。途中で丸めると積算で誤差が生じることがあります。
関連キーワード: MTBF、MTTR、可用性、稼働率、直列システム、冗長化、故障率、修復率、可用率、信頼性

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