基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問63
問題文
共通フレーム2007によれば、企画プロセスで実施することはどれか.
選択肢
ア:運用テスト
イ:システム化計画の立案(正解)
ウ:システム要件定義
エ:利害関係者要件の定義
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企画プロセスの活動範囲【午前解説】
正解の理由
正解はイ(システム化計画の立案)です。共通フレーム2007での「企画プロセス」は、事業の目的・期待効果の明確化、業務範囲や優先度の整理、概算予算やスケジュールの検討などを行い、これらを踏まえてシステム化計画(実施方針、体制、主要リスクと対策、投資判断資料など)を策定する段階と定義されています。したがって「システム化計画の立案」が企画の主要な成果物に該当します。
解法ステップ
- 共通フレーム2007のプロセス区分(企画、要件定義、設計、製造、テスト、運用など)を頭に入れる。
- 各選択肢が「何をするか」を短く言い換え、どのプロセスの成果物かを当てはめる。
- 企画は方針・計画立案や投資判断のための整理が目的なので「システム化計画の立案」を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 運用テスト
- 誤り。運用テストはシステムの受入れ後や運用前のテスト活動で、テストプロセスや運用準備で実施します。企画段階で実行する作業ではありません。
- イ: システム化計画の立案
- 正解。企画プロセスの代表的な成果物で、事業目的、実施方針、概算費用・スケジュール、リスク評価などをまとめます。
- ウ: システム要件定義
- 誤り。システム要件定義は要件定義プロセスの中心作業で、機能要件や非機能要件を具体化する工程に属します。
- エ: 利害関係者要件の定義
- 誤り。利害関係者(ステークホルダー)の識別は企画で行うこともあるが、利害関係者の要件(要求)の定義と合意形成は要件定義プロセスで進めます。
よくある誤解
- 企画=要件定義と混同する:企画は「何をやるか」を決める上位工程、要件定義は「何を作るか」を詳細化する工程です。
- 利害関係者要件は企画段階で完了すると思う誤り:ステークホルダーの識別は企画で行うが、要件の定義や合意形成は要件定義プロセスで進めます。
- テストは企画で検討済みとする誤認:運用テストは開発・テスト段階の活動であり、企画プロセスの実務で行うものではありません。
補足コラム
共通フレーム2007は、組織やプロジェクトで用いる活動を工程ごとに整理したフレームワークです。企画プロセスは「なぜそれをやるのか」「やるべき範囲はどこか」「投資に値するか」を判断するための上流工程であり、ここでの成果が不十分だと以降の要件定義や設計で手戻りが発生しやすくなります。試験問題では「工程の目的と代表的成果物」を押さえておくことが合格差につながります。
FAQ
Q1: 企画プロセスで「要件」を一切扱わないのですか?
A1: 企画では業務課題や期待効果、ステークホルダーの大枠の要求は整理しますが、詳細な要件定義は次工程で行います。
A1: 企画では業務課題や期待効果、ステークホルダーの大枠の要求は整理しますが、詳細な要件定義は次工程で行います。
Q2: システム化計画に試験や運用の計画は含まれますか?
A2: 概要レベルのテスト方針や運用体制の方針は含めますが、具体的な運用テスト手順は後工程で策定します。
A2: 概要レベルのテスト方針や運用体制の方針は含めますが、具体的な運用テスト手順は後工程で策定します。
Q3: 共通フレームの用語が出たらどう覚えるとよいですか?
A3: 「目的(企画)→何を(要件)→どう作る(設計/製造)→動かす(テスト/運用)」の流れで成果物を対応付けて覚えると整理しやすいです。
A3: 「目的(企画)→何を(要件)→どう作る(設計/製造)→動かす(テスト/運用)」の流れで成果物を対応付けて覚えると整理しやすいです。
関連キーワード: 共通フレーム2007、企画プロセス、システム化計画、要件定義、利害関係者、運用テスト、システム開発プロセス

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