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基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A)70


問題文

電子自治体において、G to Bに該当するものはどれか。

選択肢

自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。
自治体の利用する物品や資材の電子調達、電子入札を行う。(正解)
住民基本台帳ネットワークによって、自治体間で住民票データを送受信する。
住民票や戸籍謄本、婚姻届、パスポートなどを電子申請する。

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G to B(政府対事業者)【午前解説】

正解の理由

正解は です。
「自治体の利用する物品や資材の電子調達、電子入札」は、行政(Government)が企業や業者(Business)と直接取引・契約を行う仕組みであり、定義どおりG to Bに該当します。電子化により発注、入札、契約手続きが事業者を対象にオンラインで完結する点が決め手です。

解法ステップ

  1. サービス提供の「相手(ステークホルダー)」を特定する:住民、事業者、他自治体、内部職員のどれか。
  2. 相手が事業者であればG to B、住民ならG to C、自治体同士ならG to G、内部向けはG to E/組織内。
  3. 選択肢の具体的業務(調達・入札/住民票送受信/電子申請/内部決裁)を当てはめ判定する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。
    → 自治体の内部業務・組織内プロセスでありG to BではなくG to E(または内部行政システム)です。
  • : 自治体の利用する物品や資材の電子調達、電子入札を行う。
    → 正解。行政が事業者と取引・契約する典型的なG to Bサービスです。
  • ウ: 住民基本台帳ネットワークによって、自治体間で住民票データを送受信する。
    → 自治体間のデータ連携なのでG to G(Government to Government)に該当します。
  • エ: 住民票や戸籍謄本、婚姻届、パスポートなどを電子申請する。
    → これは住民(個人)を対象にした行政サービスでありG to C(Government to Citizen)です。

よくある誤解

  • 「電子申請や住民票のやり取り=電子化だから全部同じカテゴリ」と考える誤り。相手(住民・自治体・事業者)で分類が変わります。
  • 「入札は住民向けサービスと同じ扱い」と混同する点。入札・調達は事業者との取引でありG to Bです。
  • 「自治体内部の電子決裁もG to B」とする誤認。内部業務はG to E(または組織内)でありG to Bではありません。

補足コラム

電子調達(e-procurement)は透明性の向上、競争性の確保、手続きコスト削減といったメリットがあり、多くの自治体で導入が進んでいます。入札情報の公開や電子入札システムによる入札参加の容易化は、中小企業の参入機会を広げる点でも注目されています。一方、住民向けサービス(マイナンバー、電子申請等)や自治体間ネットワークは目的・対象が異なるため、分類を明確にして理解することが重要です。

FAQ

Q1: 事業者が住民向けサービスに関与する場合はG to Bですか?
A1: サービスの「提供者」が自治体で相手が事業者であればG to Bですが、住民向けの窓口や機能で事業者がシステム実装を支援する場合は「提供形態」により混在します。分類は主に「受益者(誰がサービスを受けるか)」で判断します。
Q2: 電子申請で事業者が行政に申請するケースはどう分類しますか?
A2: 事業者が対象(例:許認可申請、補助金申請)であればG to Bに該当します。申請の対象(個人か事業者か)を確認してください。
Q3: 自治体の内部システムはどの分類に入りますか?
A3: 内部の業務支援や職員向けシステムはG to E(Government to Employee)または組織内ICTと考え、G to Bとは別です。

関連キーワード: 電子調達、電子入札、電子自治体、G2B、G2C、G2G、住民基本台帳ネットワーク、行政サービス、公共調達、電子申請
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