基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問71
問題文
四つの工程A, B, C, Dを経て生産される製品を、1か月で個作る必要がある。各工程の、製品個当たりの製造時間、保有機械台数、機械1台当たりの生産能力が表のとおりであるとき、能力不足となる工程はどれか。

選択肢
ア:A
イ:B
ウ:C(正解)
エ:D
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工程別生産能力判定【午前解説】
正解の理由
正解は ウ(工程C)です。
各工程について必要時間と総稼働時間を計算して比較すると、工程Cだけが必要時間が総稼働時間を上回ります。必要時間が総稼働時間を超えた工程が能力不足(ボトルネック)と判断されます。
各工程について必要時間と総稼働時間を計算して比較すると、工程Cだけが必要時間が総稼働時間を上回ります。必要時間が総稼働時間を超えた工程が能力不足(ボトルネック)と判断されます。
計算(単位:時間)
- 工程A:必要時間 、総稼働時間 → 450 ≥ 400(OK)
- 工程B:必要時間 、総稼働時間 → 320 ≥ 300(OK)
- 工程C:必要時間 、総稼働時間 → 680 < 700(不足)
- 工程D:必要時間 、総稼働時間 → 1260 ≥ 1200(OK)
工程Cは必要時間が700時間に対して総稼働時間が680時間で、20時間の不足があり、能力不足となります。
解法ステップ
- 必要総時間を求める:。
- 各工程の総稼働時間を求める:。
- 各工程で必要時間と総稼働時間を比較する。必要時間>総稼働時間なら能力不足。
- 能力不足の工程がボトルネック(正解)。不足時間や利用率も計算して対策を検討する。
選択肢別の誤答解説
- ア(工程A):必要400時間、総稼働450時間で余裕があります。従ってAは能力不足ではありません。
- イ(工程B):必要300時間、総稼働320時間で余裕があります。Bは能力不足ではありません。
- ウ(工程C):必要700時間に対し総稼働680時間で20時間不足しており、能力不足です(正解)。
- エ(工程D):必要1200時間、総稼働1260時間で余裕があるため能力不足ではありません。
よくある誤解
- 「表の生産能力を総稼働時間と誤認する」:図の生産能力は機械1台当たりの時間なので、台数と掛け合わせる必要があります。
- 「四捨五入や小数切捨てで比較する」:わずかな不足(本問では20時間)でも不足は不足です。等号や大小を厳密に扱うことが重要です。
- 「工程順や単位を混同する」:時間の単位(時間/月)や製造数の単位(個)を揃えずに計算すると誤答します。
補足コラム
- 利用率(稼働率)で見ると各工程は次の通りです:A 88.9%(400/450)、B 93.8%(300/320)、C 102.9%(700/680)、D 95.2%(1200/1260)。利用率が100%を超える工程がボトルネックです。
- 工程Cの不足20時間を補うには、例えば機械を1台追加すれば総稼働時間は時間となり余裕ができます。あるいは機械1台当たりの稼働時間を4台で700/4=175時間に増やす(+5時間/台)ことで対策可能です。
- 実務ではボトルネック解消前にライン全体のバッファ、前後工程の在庫管理、稼働シフトの見直しなど複合的対策を検討します。
FAQ
Q. 計算で小数が出た場合はどう扱えばよいですか?
A. 小数はそのまま正確に扱ってください。能力判定は必要時間と総稼働時間の大小比較なので、四捨五入で判断を誤らないようにします。
A. 小数はそのまま正確に扱ってください。能力判定は必要時間と総稼働時間の大小比較なので、四捨五入で判断を誤らないようにします。
Q. 複数の工程が不足の場合はどれを選べばよいですか?
A. 問題文が「能力不足となる工程はどれか」と単一回答を求める場合は、必要時間が総稼働時間を上回る全ての工程が該当します。複数ある場合は設問に応じてすべて挙げるか、最大の不足(時間比や割合)を持つ工程を選びます。
A. 問題文が「能力不足となる工程はどれか」と単一回答を求める場合は、必要時間が総稼働時間を上回る全ての工程が該当します。複数ある場合は設問に応じてすべて挙げるか、最大の不足(時間比や割合)を持つ工程を選びます。
Q. 「生産能力」は何を指す表現か混乱した場合は?
A. 問題文を読み、列ヘッダーや注記で「機械1台当たりの生産能力」か「総生産能力」かを確認し、台数との関係を明確にしてください。
A. 問題文を読み、列ヘッダーや注記で「機械1台当たりの生産能力」か「総生産能力」かを確認し、台数との関係を明確にしてください。
関連キーワード: ボトルネック、生産能力、稼働時間、サイクルタイム、ラインバランシング、工程能力、利用率、生産計画

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