基本情報技術者 2011年 春期 午前(科目A) 問73
問題文
図のような構造をもつ企業組織はどれか。

選択肢
ア:事業部制組織
イ:職能別組織(正解)
ウ:プロジェクト組織
エ:マトリックス組織
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職能別組織【午前解説】
正解の理由
正解は イ(職能別組織)です。図は経営者の下に横一列で「生産」「販売」「研究開発」「経理」「人事」と機能名が並び、それぞれが単一の縦線で経営者に直結しています。これは各機能ごとに専門性を集約して管理する「職能別組織(ファンクショナル組織)」の典型的な表現であり、事業別分割やプロジェクト単位の並列、二重指揮系統を示す要素がないため職能別組織と判断できます。
解法ステップ
- 最上位ノード(経営者)からの線の本数とつながり方を確認する。
- 下位ノードのラベルを見て「機能(生産・経理等)」か「事業/製品/地域」かを判定する。
- 指揮系統が単一(縦線1本)か二重(マトリックス)かを確認する。
- プロジェクト組織なら一時的または横断的な箱や矢印で示されることが多い点をチェックする。
- 上記照合で「機能名が並び単一指揮系統」なら職能別組織と結論付ける。
選択肢別の誤答解説
- ア: 事業部制組織
事業部制は製品ラインや地域別に独立した部門(各部門が利益責任を持つ)で表され、図では部門ごとに下位に利益管理や複数機能が含まれる表現が期待されます。本図は単に機能名が並ぶだけで事業ごとの独立性は示されていません。 - イ: 職能別組織(正解)
各専門機能が経営トップの下に直列で並び、専門性と縦割りの命令系統が明確に表現されています。 - ウ: プロジェクト組織
プロジェクト組織は期間限定で横断的にメンバーが集まるため、図ではプロジェクト名やマトリックス的なつながり、臨時の線やブロックで示されることが多く、本図の恒常的機能配置とは異なります。 - エ: マトリックス組織
マトリックスは機能と製品(またはプロジェクト)で二重に管理ラインが走るため、交差する線や二重の報告先が図に見えるはずです。本図には二重線や交差がなく単線での接続なので不適切です。
よくある誤解
- 「複数の部門が並んでいる=事業部制」と誤認する。事業部制は製品や市場ごとに独立した部門(収益責任)が分かれる点が決め手です。
- 「部署が多数=マトリックス」と考えるミス。マトリックスは同じ社員が機能横断で二重に報告する二重線や交差する関係が図に表れます。
- 図の左右配置だけで判断してしまう。名称(機能名か事業名か)、矢印や線のつながり方(単線か複線か)が重要です。
補足コラム
職能別組織(Functional Organization)は少数の製品・単一事業や専門性を重視する企業で有効です。利点は専門知識の蓄積、教育や評価が統一しやすい点で、欠点は部門間の連携不足や意思決定の遅れ、全体最適より部門最適に偏りやすい点です。試験では「縦割り」「専門化」「直線的命令系統」といったキーワードが図の判断材料になります。
FAQ
Q1: 図が横一列だと必ず職能別組織ですか?
A1: 横並びでもラベルが「製品A」「製品B」なら事業部制、ラベルが「経理」「人事」なら職能別です。ラベル内容と線のつながり方で判断します。
A1: 横並びでもラベルが「製品A」「製品B」なら事業部制、ラベルが「経理」「人事」なら職能別です。ラベル内容と線のつながり方で判断します。
Q2: マトリックス組織は図でどう表現されますか?
A2: 同じ人物や部署が機能ラインとプロジェクト(製品)ラインの両方に報告する二重線や交差する線が示され、二重命令系統が視覚的に分かります。
A2: 同じ人物や部署が機能ラインとプロジェクト(製品)ラインの両方に報告する二重線や交差する線が示され、二重命令系統が視覚的に分かります。
Q3: プロジェクト組織を見分けるコツは?
A3: 一時的な箱や矢印、プロジェクト名で部門横断のチーム構成が示されていることが多く、恒常部署とは区別されます。
A3: 一時的な箱や矢印、プロジェクト名で部門横断のチーム構成が示されていることが多く、恒常部署とは区別されます。
関連キーワード: 組織構造、職能別組織、事業部制、マトリックス組織、プロジェクト組織、階層図、縦割り、直線的命令系統、専門化、組織図

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