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基本情報技術者 2013年 秋期 午前(科目A)71


問題文

ディジタルディバイドを説明したものはどれか。

選択肢

PCや通信などを利用する能力や機会の違いによって、経済的又は社会的な格差が生じること(正解)
インターネットなどを活用することによって、住民が直接、政府や自治体の政策に参画できること
国民の誰もが、地域の格差なく、妥当な料金で平等に利用できる通信及び放送サービスのこと
市民生活のイベント又は企業活動の分野ごとに、全てのサービスを1か所で提供すること

ディジタルディバイドを説明したものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論→ディジタルディバイドはPCや通信の利用能力や機会の違いが原因で生じる経済的・社会的格差を指します。
  • 根拠→「利用能力」と「利用機会」の差が情報取得や就労・教育機会に影響し、格差を固定化・拡大する点が定義に合致します。
  • 差がつくポイント→単なるインフラ有無だけでなくスキルや利用環境、費用負担の違いに注目すると正答を判別できます。

正解の理由

正解:
アは「PCや通信などを利用する能力や機会の違いによって、経済的又は社会的な格差が生じること」と述べており、ディジタルディバイドの教科書的定義と一致します。ディジタルディバイドは単に機器や回線の有無だけでなく、使いこなす能力(ICTリテラシー)や利用機会の不均衡によって生じる格差を含むため、アが最も正確です。

よくある誤解

  • 「ディジタルディバイド=回線がないだけ」と考える誤解:インフラ未整備は一因ですが、スキル差やコスト、利用環境も重要な要素です。
  • 「デジタル化すれば自治参加が自動的に増える」と思う誤解:ツールがあっても参加方法や情報リテラシーが整っていなければ恩恵は限定的です。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを確認:「ディジタルディバイド=何が原因で何が生じるか」を把握する。
  2. 選択肢の主語と結果を照合する:能力・機会の違い→経済的・社会的格差という因果が明示されているかを確認。
  3. 他の選択肢が示す概念(電子参加、ユニバーサルサービス、ワンストップ化)と比較して、定義に最も合致するものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • :正解。能力や機会の差が経済・社会格差を生むという点でディジタルディバイドの定義に合致します。
  • イ:誤り。これは電子参加やeガバメント(住民の政策参加)に関する説明で、ディジタルディバイドそのものの定義ではありません。
  • ウ:誤り。地域格差なく妥当な料金で提供される通信・放送サービスに関する説明で、「ユニバーサルサービス(普遍的サービス)」の概念に近いです。
  • エ:誤り。市民生活のイベントや企業活動のサービスを一か所で提供する「ワンストップサービス」やワンストップ化の説明であり、ディジタルディバイドの定義ではありません。

補足コラム

ディジタルディバイドは大きく分けて「アクセスの格差(ハード面)」「スキルの格差(能力面)」「利用の格差(コンテンツ・サービスへのアクセス)」に分類できます。対策としては、インフラ整備だけでなく低廉な料金設定、教育・研修によるICTリテラシー向上、支援サービス(公的な相談窓口や地域の学習支援)など多面的な施策が必要です。試験では「原因と結果」が明確に示されている選択肢を探すことが迅速な解答につながります。

FAQ

Q1: ディジタルディバイドとユニバーサルサービスの違いは何ですか?
A1: デジタルディバイドは格差そのものを指し、ユニバーサルサービスはすべての人が基礎的な通信・放送を受けられるようにする政策や制度を意味します。目的と立場が異なります。
Q2: スマホ普及でディジタルディバイドは解消しますか?
A2: スマホ普及はインフラ面や端末面の格差を縮めますが、操作能力や情報リテラシー、サービス利用の深さに関する格差は残るため、完全な解消には教育や支援施策が必要です。
Q3: 試験で迷ったら何を基準に選べばよいですか?
A3: 「原因→機序→結果」の因果関係が明確に書かれているか、用語の定義に忠実かを基準にすると正答を選びやすくなります。

関連キーワード: ディジタルディバイド、電子参加、ユニバーサルサービス、ICTリテラシー、情報格差
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