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基本情報技術者 2013年 春期 午前(科目A)72


問題文

RFIDを説明したものはどれか。

選択肢

ICカードや携帯電話に保存される貨幣的価値による決済手段のことであり、POSレジスタなどで用いられている。
極小の集積回路とアンテナの組合せであり、無線自動認識技術によって対象の識別や位置確認などができ、電子荷札に利用される。(正解)
白黒の格子状のパターンで情報を表すものであり、情報量が多く、数字だけでなく英字や漢字データも格納できる。
人間の身体的特徴としての生体情報を、個人の識別・認証に利用する技術であり、指紋認証、静脈認証などがある。

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RFID無線自動認識技術【午前解説】

正解の理由

正解は です。選択肢イは「極小の集積回路とアンテナの組合せで無線自動認識により識別や位置確認ができる」とあり、これはRFID(Radio Frequency IDentification)の定義に合致します。RFIDタグ(IC+アンテナ)とリーダの無線通信によって非接触で識別情報を取得する点が決め手です。

解法ステップ

  1. 問題文中のキーワード(例:極小の集積回路、アンテナ、無線自動認識、電子荷札)を抽出する。
  2. 各選択肢が表す技術の共通特徴(通信方式、データ保存、用途)と照合する。
  3. 無線かどうか、タグにICがあるか、読み取り方法(光学か無線か)で判定する。
  4. 最も定義に一致する選択肢を選ぶ(今回なら無線+ICの組合せを述べるもの)。

選択肢別の誤答解説

  • ア:ICカードや携帯に保存される貨幣的価値による決済手段の説明であり、これは電子マネー(例:交通系カード、携帯決済)の定義に近い。NFCはRFIDの一種で非接触決済に使われることもあるが、設問の記述は「決済手段」を指しておりRFIDの一般定義とは異なるため不正解。
  • :正解。極小の集積回路(IC)とアンテナを組み合わせ、無線で自動認識を行う点がRFIDの本質を示している。電子荷札や在庫管理で用いられる典型的な説明です。
  • ウ:白黒の格子状のパターンで情報を表す説明はQRコードや2次元コードの定義であり、光学読み取り方式であるためRFIDではない。
  • エ:生体情報を用いる技術はバイオメトリクス(指紋認証、静脈認証など)であり、RFIDとはカテゴリが異なる。

よくある誤解

  • 「ICカードの電子マネー=RFID」と混同しやすいが、電子マネーは用途の一例でありRFIDの定義そのものではありません。
  • 「QRコードやバーコードもRFIDだ」と考える誤り。これらは光学的コードで無線通信を使わない点が異なります。
  • 「RFIDは大量のデータを格納できる」と誤解されがちですが、タグの容量は限られ識別子中心で大量データには不向きです。

補足コラム

RFIDの種類と用途(要点)
  • 受動タグ(Passive):電源を持たずリーダからの電波で動作。コストが低く、在庫管理や物流で多く使われる(例:UHF帯のパレット管理)。
  • 能動タグ(Active):内蔵電池で自発的に電波を発信し長距離通信が可能。資産追跡や車両トラッキングに利用。
  • 周波数帯:LF(低周波)、HF(高周波、NFC含む)、UHF(超高周波)で通信距離や用途が変わる。UHFは長距離・高速読み取り向け。
  • セキュリティ・プライバシー:匿名化、暗号化、キーロックやパスワード制御が実装されることがあり、無断読み取り対策が重要です。
    RFIDはQR/バーコードと比べて非接触・複数同時読み取り・耐環境性に優れますが、コストや導入時の周波数規制、セキュリティ配慮が必要です。

FAQ

Q1: NFCはRFIDと同じですか?
A1: 技術的にはNFCはHF帯のRFID技術の一種で、短距離通信と相互運用性に特化しています。ただし用途やプロファイルは限定的です。
Q2: RFIDタグに大量の個人情報を入れられますか?
A2: 多くのタグは識別子中心で容量は小さいため、大量データを直接格納する用途には向きません。センシティブな情報はサーバ側で管理するのが一般的です。
Q3: RFIDで人を追跡できますか?対策は?
A3: タグが付いた物品やIDカードは追跡され得ます。対策として暗号化や読み取り制御、遮蔽(フォイル袋)などが用いられます。

関連キーワード: RFID、ICタグ、無線自動認識、NFC、電子タグ、電子荷札、受動タグ、能動タグ、UHF、HF、LF、在庫管理、アンチコリジョン、バーコード、QRコード、アクセス制御、資産管理、非接触識別
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