基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A) 問39
問題文
情報セキュリティにおける“完全性”を脅かす攻撃はどれか。
選択肢
ア:Webページの改ざん(正解)
イ:システム内に保管されているデータの不正コピー
ウ:システムを過負荷状態にするDoS攻撃
エ:通信内容の盗聴
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データ完全性の改ざん攻撃【午前解説】
正解の理由
正解: ア: Webページの改ざん
完全性(Integrity)は「データが正確で改ざんされていない状態」を指します。Webページの改ざんは表示内容や保存データを不正に変更する行為であり、元の正確さや一貫性を失わせるため、完全性を直接脅かします。改ざんにより情報に偽りが生じ、利用者判断を誤らせるなどの被害が発生します。
完全性(Integrity)は「データが正確で改ざんされていない状態」を指します。Webページの改ざんは表示内容や保存データを不正に変更する行為であり、元の正確さや一貫性を失わせるため、完全性を直接脅かします。改ざんにより情報に偽りが生じ、利用者判断を誤らせるなどの被害が発生します。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「完全性(完全性)」をCIA(機密性、完全性、可用性)に対応づける。
- 各選択肢がどの性質を侵すかを分類する:改変→完全性、盗聴・コピー→機密性、DoS→可用性。
- 「直接的に改変する」攻撃を探すとWebページの改ざんが該当するので選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: Webページの改ざん — 正解。内容を書き換えることでデータの正確性・一貫性が失われ、完全性が侵害される。
- イ: システム内に保管されているデータの不正コピー — 誤り。データが盗まれる行為であり、主に機密性(Confidentiality)を侵す。コピー自体は元データの正しさを変えない。
- ウ: システムを過負荷状態にするDoS攻撃 — 誤り。サービスやシステムが利用できなくなる可用性(Availability)の問題であり、直接的なデータ改ざんではない。
- エ: 通信内容の盗聴 — 誤り。通信の中身を覗かれる行為であり、秘密保持の侵害(機密性)にあたる。内容を改変しない限り完全性は直接侵されない。
よくある誤解
- 改ざん=機密情報の漏えいと思い込みやすいが、改ざんは「内容の変更」であり機密性とは別の要素です。
- DoS攻撃を「データが壊れる攻撃」と誤認しがちですが、DoSは主に可用性の低下(サービス停止)に属します。
- 不正コピーを「完全性の破壊」と混同する受験者がいるが、コピーは情報の漏えい(機密性)であり、元データの正当性を変えない限り完全性は直接侵されません。
補足コラム
完全性を守る代表的な技術にはハッシュ関数、デジタル署名、チェックサム、アクセス制御、監査ログがあります。例えば、ファイルのハッシュ値を保存し、後で再計算して一致するか確認すれば改ざん検知が可能です。Web改ざん対策としてはファイル整合性監視(FIM)、TLSの導入、CMSの脆弱性対策、適切な権限管理が有効です。
FAQ
Q: 完全性と可用性は重なることがありますか?
A: 間接的にはあります。例えば改ざんによりサービスが誤動作して利用不能になると可用性にも影響しますが、分類上は改ざんは完全性の侵害です。
A: 間接的にはあります。例えば改ざんによりサービスが誤動作して利用不能になると可用性にも影響しますが、分類上は改ざんは完全性の侵害です。
Q: データの不正コピーが完全性を侵すケースはありますか?
A: コピー自体は完全性を破りませんが、コピーを用いて改ざん(偽情報の流布)した場合は完全性にも影響します。攻撃の目的・手段を見極めることが重要です。
A: コピー自体は完全性を破りませんが、コピーを用いて改ざん(偽情報の流布)した場合は完全性にも影響します。攻撃の目的・手段を見極めることが重要です。
Q: 整合性検証にハッシュだけでは不十分な場合は?
A: ハッシュ値自体が改ざんされる可能性があるため、ハッシュ値は安全な場所(署名付きで保管)に置く、またはデジタル署名で保護することが望ましいです。
A: ハッシュ値自体が改ざんされる可能性があるため、ハッシュ値は安全な場所(署名付きで保管)に置く、またはデジタル署名で保護することが望ましいです。
関連キーワード: 完全性、改ざん、データ整合性、ハッシュ関数、電子署名、可用性、機密性、FIM、DoS、盗聴

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