基本情報技術者 2015年 秋期 午前(科目A) 問55
問題文
サービスデスク組織の構造とその特徴のうち、ローカルサービスデスクのものはどれか。
選択肢
ア:サービスデスクを1拠点又は少数の場所に集中することによって、サービス要員を効率的に配置したり、大量のコールに対応したりすることができる。
イ:サービスデスクを利用者の近くに配置することによって、言語や文化が異なる利用者への対応、専用要員によるVIP対応などができる。(正解)
ウ:サービス要員は複数の地域や部門に分散しているが、通信技術を利用することによって、単一のサービスデスクであるかのようにサービスが提供できる。
エ:分散拠点のサービス要員を含めた全員を中央で統括して管理することによって、統制のとれたサービスが提供できる。
サービスデスク組織の構造とその特徴(ローカルサービスデスク)【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論: ローカルサービスデスクは利用者の近くに配置して、言語や文化の違いに即応できる専任支援が可能です。
- 根拠: 「近接配置」により対面対応や専用要員の配置が容易になり、VIP対応や地域特性への対応力が高まります。
- 差がつくポイント: 集中型は効率と大量対応、仮想型は遠隔一体運用、ローカルは対面・文化対応で差別化できます。
正解の理由
正解: イ
ローカルサービスデスクは「利用者の近くに配置する」ことを特徴とし、言語・文化の違いや地域特有のニーズに対して直接対応できる点が本選択肢の説明と一致します。対面でのサポートや専用要員によるVIP対応といったメリットは、まさにローカル配置の典型的な利点です。
ローカルサービスデスクは「利用者の近くに配置する」ことを特徴とし、言語・文化の違いや地域特有のニーズに対して直接対応できる点が本選択肢の説明と一致します。対面でのサポートや専用要員によるVIP対応といったメリットは、まさにローカル配置の典型的な利点です。
よくある誤解
- 「集中=良」という誤解: 集中化はコスト削減や大量コール処理に有利だが、地域ごとの文化や言語対応は弱くなる点を見落としやすいです。
- 「分散=ローカルと同義」という誤解: 分散配置は複数拠点に要員がいる状態を指しますが、必ずしも利用者近接での専任対応(ローカル)の説明とは異なります。
- 「通信技術で全て解決できる」という誤解: 仮想的統合で遠隔対応は可能でも、対面や地域文化理解が求められる場面には限界があります。
解法ステップ
- 問題文のキーワード「利用者の近くに配置」「言語や文化」「専用要員」「VIP対応」を確認する。
- 各選択肢が「集中」「近接(ローカル)」「仮想」「中央統括」のどれに該当するかを突き合わせる。
- 「利用者の近くに配置」に一致する選択肢を正解とする(つまりローカルの説明を含むもの)。
- 他の選択肢は効率性・集中化・仮想統合・統制の説明であり、今回の条件と合致しないと判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: サービスデスクを1拠点又は少数の場所に集中することによって、サービス要員を効率的に配置したり、大量のコールに対応したりすることができる。
→ これは集中型(セントラライズド)の特徴であり、効率化やスケールメリットを述べているためローカルの説明ではありません。 - イ: サービスデスクを利用者の近くに配置することによって、言語や文化が異なる利用者への対応、専用要員によるVIP対応などができる。
→ 正解。ローカル(ローカルサービスデスク)の典型的特徴で、利用者近接、文化・言語対応、専任支援に合致します。 - ウ: サービス要員は複数の地域や部門に分散しているが、通信技術を利用することによって、単一のサービスデスクであるかのようにサービスが提供できる。
→ これは仮想サービスデスク(バーチャル/論理的統合)の説明で、物理的近接や対面支援を意味しません。 - エ: 分散拠点のサービス要員を含めた全員を中央で統括して管理することによって、統制のとれたサービスが提供できる。
→ これは分散要員を中央管理する「中央統括」やハイブリッド形態の説明で、ローカルの「利用者近接」を主張していません。
補足コラム
ローカルサービスデスクは特に多国籍企業や地域別のサービスが重要な組織で有効です。利点は対面での迅速な問題解決、文化的配慮、現地語でのサポート、VIPや高優先度ユーザ向けの専任対応が可能なことです。一方で要員の重複やコスト高、24時間体制のためのスケーリングが課題になるため、集中型や仮想型と組み合わせたハイブリッド運用が現実的な選択となることが多いです。
FAQ
Q1: ローカルと分散は同じですか?
A1: 違います。分散は要員が複数拠点に分かれている状態を指し、ローカルは「利用者に近い場所に配置し対面や文化対応を重視する」ことを意味します。
A1: 違います。分散は要員が複数拠点に分かれている状態を指し、ローカルは「利用者に近い場所に配置し対面や文化対応を重視する」ことを意味します。
Q2: 仮想サービスデスクはローカルの代替になりますか?
A2: 遠隔で一体的に見せることは可能ですが、対面や文化的ニュアンスへの対応は限界があり完全な代替にはなりません。
A2: 遠隔で一体的に見せることは可能ですが、対面や文化的ニュアンスへの対応は限界があり完全な代替にはなりません。
Q3: 小規模組織ではどれが向いていますか?
A3: 利用者が地理的に集中しているならローカル、小分散でコスト重視なら集中型や仮想型が適します。
A3: 利用者が地理的に集中しているならローカル、小分散でコスト重視なら集中型や仮想型が適します。
関連キーワード: サービスデスク、ローカルサービスデスク、集中型サービスデスク、仮想サービスデスク、分散配置、対面サポート、VIP対応、文化対応、ヘルプデスク、サポート運用

\ せっかくなら /
基本情報技術者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

