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基本情報技術者 2015年 秋期 午前(科目A)75


問題文

CIOが経営から求められる役割はどれか。

選択肢

企業経営のための財務戦略の立案と遂行
企業の研究開発方針の立案と実施
企業の法令遵守の体制の構築と運用
ビジネス価値を最大化させるITサービス活用の促進(正解)

CIOが経営から求められる役割はどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:CIOは企業のビジネス価値を最大化するため、ITサービスと資源を戦略的に活用し業務変革を推進する役割を担います。
  • 根拠:CIO職は経営戦略とITを結び付け、IT投資の効果(ROI)や業務効率化、顧客価値向上による成果創出を求められるためです。
  • 差がつくポイント:単なる技術運用管理ではなく、経営視点での価値創出・デジタルトランスフォーメーション推進力が評価されます。

正解の理由

正解:
CIO(Chief Information Officer)は、経営層と連携してITを用いてビジネス価値を最大化する責任を負います。具体的にはIT戦略の立案、IT投資の優先順位付け、業務改革やデジタル化の推進、ITガバナンスとサービス提供の最適化などを通じて、企業の競争力向上や収益改善を図ります。選択肢エはこの役割を端的に表しているため正解です。

よくある誤解

  • CIOは単にシステムの保守や運用担当だと考える誤解:運用は重要ですがCIOは戦略的な役割が主です。
  • CIOとCTOを混同する誤解:CTOは技術開発や製品技術の責任を負う場合が多く、CIOは経営とITの橋渡しが中心です。
  • 財務や研究開発、法令遵守がCIOの主要職務だと思う誤解:これらはそれぞれCFO、研究開発責任者、コンプライアンス部門が主に担います。

解法ステップ

  1. 問題のキーワードを抽出:「経営から求められる役割」「CIO」。
  2. 各選択肢のキーワードと職責を照合:財務=CFO、研究開発=R&D/CTO、法令遵守=コンプライアンス担当、IT活用による価値=CIO。
  3. 経営視点でITを活用して価値を出すものを選ぶ:エが一致するため正解と決定。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 企業経営のための財務戦略の立案と遂行
    → 財務戦略は主にCFOの職務であり、CIOの本質的役割とは異なります。
  • イ: 企業の研究開発方針の立案と実施
    → 研究開発方針は研究開発責任者やCTOが中心で、CIOは直接の担当ではありません。
  • ウ: 企業の法令遵守の体制の構築と運用
    → 法令遵守(コンプライアンス)は専任のコンプライアンス部門や法務が主導する領域です。
  • : ビジネス価値を最大化させるITサービス活用の促進
    → 経営とITを結びつけ、ITで価値を生む役割を説明しておりCIOの本質に合致します。

補足コラム

CIOの役割は企業の規模や業種で差がありますが、近年はデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進者として期待されます。IT投資の正当化(ビジネスケース作成)、ITガバナンス(枠組み:COBIT等)、サイバーセキュリティとの連携(CISOとの協働)、クラウド移行やデータ活用(データ戦略)などが典型的な職務です。試験で問われる際は「誰が経営的価値を出すか」という観点で選択肢を比較してください。

FAQ

Q1: CIOとCTOの最も大きな違いは何ですか?
A1: CIOは経営とITを結びつけてビジネス価値を創出するのが主、CTOは技術戦略や製品技術の研究・開発側に重心があります。企業により役割分担は異なります。
Q2: CIOはセキュリティも担当しますか?
A2: 多くの場合CISOが専門責任者ですが、CIOは全社的なITガバナンスやセキュリティ方針策定に深く関与します。
Q3: 試験で迷ったらどう判断すべきですか?
A3: 選択肢に「財務」「研究開発」「法令遵守」のように明確に別の専門職の職務が示されている場合、それらを除外してITの経営的価値に関する選択肢を選ぶと良いです。

関連キーワード: CIO、ITガバナンス、デジタルトランスフォーメーション、IT戦略、IT投資、ROI、経営情報システム、CISO、CTO、CFO、業務改革、クラウド移行、データ戦略
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