基本情報技術者 2015年 春期 午前(科目A) 問72
問題文
電子自治体において、G to Bに該当するものはどれか。
選択肢
ア:自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。
イ:自治体の利用する物品や資材の電子調達、電子入札を行う。(正解)
ウ:住民基本台帳ネットワークによって、自治体間で住民票データを送受信する。
エ:住民票、戸籍謄本、婚姻届、パスポートなどを電子申請する。
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自治体の電子調達【午前解説】
正解の理由
選択肢の中で自治体が事業者(B=Business)と電子的に取引・契約行為を行っているのは、物品や資材の電子調達・電子入札を表すイだけです。G to B(Government to Business)は政府・自治体が企業と行う調達や契約、入札などの業務を指し、相手が法人・事業者である点が決定的な根拠となります。他選択肢は相手が自治体内部、住民、他自治体となるためG to Bには該当しません。
解法ステップ
- 問題文を読み「誰が相手か(相手の主体)」を特定する(事業者/市民/自治体/職員)。
- 行為内容を確認する(調達・入札・申請・データ連携・内部業務など)。
- 相手が事業者であり、契約や調達・入札の語がある場合はG to Bと判断する。
- それ以外(市民向け=G to C、自治体間=G to G、内部=G to E)を当てはめる。
選択肢別の誤答解説
- ア: 自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。
解説:相手は自治体職員や組織内部でありG to Eまたは内部システムに該当します。よってG to Bではありません。 - イ: 自治体の利用する物品や資材の電子調達、電子入札を行う。
解説:正解。相手が事業者(企業)であり調達・入札など取引性が明確なためG to Bになります。 - ウ: 住民基本台帳ネットワークによって、自治体間で住民票データを送受信する。
解説:自治体間のデータ送受信はG to G(Government to Government)に該当し、事業者との取引ではないため誤りです。 - エ: 住民票、戸籍謄本、婚姻届、パスポートなどを電子申請する。
解説:これらは市民(C)が自治体に対して行う申請・サービス利用でありG to Cです。したがってG to Bではありません。
よくある誤解
- 「電子申請=G to B」と考える誤解:電子申請は通常市民(C)が対象でありG to Cです。申請の相手が企業なら別だが、自治体への手続きはG to Cと判断します。
- 「自治体の内部利用はG to B」:自治体内部の電子決裁や公文書管理は組織内部の業務で、G to E(または単に内部システム)に分類されます。
- 「ネットワークでのデータ送受信はすべてG to B」:住民基本台帳ネットワークは自治体間のデータ連携でありG to Gに該当します。相手主体を見落とすと分類を誤ります。
補足コラム
G to B(Government to Business)は電子自治体における重要なカテゴリで、電子調達(e-procurement)や電子入札は公共調達の効率化・透明化に直結します。試験問題では「調達」「入札」「契約」「入札参加」などの語句が出たら高確率でG to Bを指すため、キーワードで即座に判断できるようにしておくと得点源になります。対比として、G to Cは住民向けサービス、G to Gは自治体間連携、G to Eは職員向け業務と覚えておくとよいでしょう。
FAQ
Q1. G to BとG to Cの判断があいまいな場合は?
A1. 「相手は法人(企業)か個人(市民)か」を第一に確認してください。取引や契約主体が企業ならG to B、サービス受益者が市民ならG to Cです。
A1. 「相手は法人(企業)か個人(市民)か」を第一に確認してください。取引や契約主体が企業ならG to B、サービス受益者が市民ならG to Cです。
Q2. 民間事業者を介した住民サービスはどう分類する?
A2. 直接のやり取りの相手が自治体か民間かで判断します。自治体が事業者と契約してサービスを提供する場合、契約行為自体はG to Bですが、最終的なサービス提供先が市民でも分類は文脈次第です。問題文で「誰と取引しているか」を重視してください。
A2. 直接のやり取りの相手が自治体か民間かで判断します。自治体が事業者と契約してサービスを提供する場合、契約行為自体はG to Bですが、最終的なサービス提供先が市民でも分類は文脈次第です。問題文で「誰と取引しているか」を重視してください。
Q3. 「電子入札=必ずG to B」なのか?
A3. はい。電子入札は公共が事業者と入札・契約を行うプロセスなのでG to Bに該当します。
A3. はい。電子入札は公共が事業者と入札・契約を行うプロセスなのでG to Bに該当します。
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