基本情報技術者 2018年 秋期 午前(科目A) 問53
問題文
表は、1人で行うプログラム開発の開始時点での計画表である。6月1日に開発を開始し、6月11日の終了時点でコーディング作業の25%が終了した。6月11日の終了時点で残っている作業量は全体の約何%か。ここで、開発は、土曜日と日曜日を除く週5日間で行うものとする。

選択肢
ア:30
イ:47(正解)
ウ:52
エ:53
開始時点の計画表による残作業割合【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:6月11日時点で残っている作業量は全体の約47%で、選択肢はイが正解です。
- 根拠:合計の計画作業量は17人日、6月11日時点の未完了はコーディング75%分と後工程で計8人日なので8/17で約47%です。
- 差がつくポイント:作業量は「人日」で集計する点、完了予定日に基づき完了済みと未完了を区別する点が重要です。
正解の理由
表の計画作業量合計は 2 + 5 + 1 + 4 + 2 + 3 = 17 人日です。
6月11日の時点で完了している作業は「仕様書作成(2)」「プログラム設計(5)」「テスト計画書作成(1)」の合計8人日です。
コーディング(4人日)は6月11日時点で25%が完了しているので残りは75%→4 × 0.75 = 3人日です。
残作業はコーディングの残り3人日+コンパイル2人日+テスト3人日 = 8人日。よって残割合は したがって正解は イ(47)です。
6月11日の時点で完了している作業は「仕様書作成(2)」「プログラム設計(5)」「テスト計画書作成(1)」の合計8人日です。
コーディング(4人日)は6月11日時点で25%が完了しているので残りは75%→4 × 0.75 = 3人日です。
残作業はコーディングの残り3人日+コンパイル2人日+テスト3人日 = 8人日。よって残割合は したがって正解は イ(47)です。
よくある誤解
- 完了予定日が過ぎている作業だけを「完了」とする誤解:問題文は「6月11日終了時点での状況」を示すため、予定日が6月11日以前の作業を完了として扱います。
- 「25%完了」を全体の25%と誤解する:ここでの25%は「コーディング作業の進捗率」であり、全体の25%ではありません。
- 人日とカレンダー日を混同する:週5日制は稼働日の前提ですが、作業量は人日で示されており、カレンダー日数で比率を取るべきではありません。
解法ステップ
- 表の「計画作業量」を足して総作業量を求める:2+5+1+4+2+3 = 17 人日。
- 6月11日時点で完了している作業を特定する(完了予定日が6月11日以前のもの):2+5+1 = 8 人日(完了済)。
- コーディングは4人日のうち25%が完了→残り75%:4 × 0.75 = 3 人日(未完)。
- 残作業を合計する:コーディング残3 + コンパイル2 + テスト3 = 8 人日。
- 残作業割合を計算する: よって選択肢は イ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 30
誤りの典型例は「コーディングは既に完了していて残りはコンパイルとテストのみ(2+3=5人日)とする」場合です。5/17 ≒ 29.4% → 約30%になりますが、実際はコーディングは未完了で一部進捗のみです。 - イ: 47
正解。上記の通り残作業は8人日で 8/17 ≒ 47% です。 - ウ: 52
これは「コーディングは全く進んでいない(4人日が丸ごと未完)とする誤り」に対応します。4+2+3 = 9 人日 → 9/17 ≒ 52.9% → 約52%(あるいは53%に丸められる)。 - エ: 53
ウと同じ計算(9/17 ≒ 52.94%)を四捨五入して53%とした場合です。問題文の「25%が終了」を見落としてコーディングを丸ごと未完扱いにした典型的誤答です。
補足コラム
- 人日とは「1人が1日働いたときの仕事量」です。スケジュール表の数値は人日合計で比較・集計します。
- 「週5日勤務」の記載はカレンダー上の稼働日設定を示しますが、今回の問題では計画作業量(人日)と完了予定日から完了済み/未完を判定するだけで、個々の稼働日数を数える必要はありません。
- 「約何%」の表現は通常、小数第1位を四捨五入して整数%で答える想定ですが、本問は47.06%→約47%で正答が与えられています。
FAQ
Q. なぜ6月11日時点で仕様書や設計が完了しているとみなせるのですか?
A. 表の完了予定日がそれぞれ6月2日、6月9日、6月10日であり、これらは6月11日以前なので「6月11日の終了時点では完了している」と読めます。
A. 表の完了予定日がそれぞれ6月2日、6月9日、6月10日であり、これらは6月11日以前なので「6月11日の終了時点では完了している」と読めます。
Q. 週5日制の情報はどこで使いますか?
A. 今回は作業量が人日で示されており、完了判定は完了予定日に基づくため直接は使いません。問題によりカレンダーで稼働日を数える設問なら使用します。
A. 今回は作業量が人日で示されており、完了判定は完了予定日に基づくため直接は使いません。問題によりカレンダーで稼働日を数える設問なら使用します。
Q. 25%の「進捗」はどう扱うのが原則ですか?
A. 進捗率は当該作業の割合で扱います。ここでは「コーディング(4人日)の25%完了」→ 1人日完了、残3人日と計算します。
A. 進捗率は当該作業の割合で扱います。ここでは「コーディング(4人日)の25%完了」→ 1人日完了、残3人日と計算します。
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