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基本情報技術者 2018年 秋期 午前(科目A)68


問題文

ある製品の設定価格と需要との関係が1次式で表せるとき、aに入れる適切な数値はどれか。    (1) 設定価格を3,000円にすると、需要は0個になる。  (2) 設定価格を1,000円にすると、需要は60,000個になる。  (3) 設定価格を1,500円にすると、需要は[ a ]個になる。

選択肢

30,000
35,000
40,000
45,000(正解)

価格と需要の一次式による問題【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:設定価格と需要は一次関数で表され、価格が1円上がるごとに需要は30個減少し、1500円では需要45,000個となります。
  • 根拠:価格と需要の2点(3,000円,0個)と(1,000円,60,000個)から傾き、切片$b=90,000を求めます。
  • 差がつくポイント:傾きの符号に注意し、価格を、需要をの関係に代入して必ず切片を求める手順を踏むことです。

正解の理由

与えられた2点を使って一次関数の形は価格、は需要)を求めます。
傾きは です。
切片は なので、関数は となります。
したがって のとき です。よって正解は です。

よくある誤解

  • 傾きを計算する際に分子・分母の順序を逆にして符号を誤るミスが多く見られます。必ず「増加量(y差)÷増加量(x差)」の順で計算してください。
  • 「比例(原点を通る)」だと誤解して切片とする誤りがありますが、与えられた点(3,000円, 0個)が原点ではないため必ず切片を確認する必要があります。
  • 直感で価格1500円を両端の中央値とみなして平均を取るなど、線形補間の手順を踏まずに答えを出すと間違えやすいです。

解法ステップ

  1. 価格を、需要をとし、一次関数の形を と置く。
  2. 与えられた点 を用いる。
  3. 傾き を計算する。
  4. 切片 から と求める。
  5. 求めた式 を代入して を得る。
  6. 選択肢と照合して を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 30,000 — 価格差を単純に半分として需要も半分と考えた結果。実際には直線の傾きが -30 で、1500円時の需要は 45,000 です。
  • イ: 35,000 — 傾き計算や切片の算出を誤り、補間位置を誤って算出した例。数値根拠が一致しません。
  • ウ: 40,000 — たとえば傾きを -20 と誤認した場合に出やすい値ですが、与えられた二点から導かれる傾きは -30 です。
  • エ: 45,000 — 正しい。傾き 、切片 により と導けます。

補足コラム

一次関数で表す問題は「傾き(単位当たりの変化量)」と「切片(基準値)」を正確に求める力が問われます。ここでは「価格が1円上昇すると需要が30個減る」という直感的解釈が可能で、ビジネス上の単純な需要予測モデルの入門としても有用です。現実の需要は多変量で非線形になり得ますが、基礎的な線形モデルを理解することは重要です。

FAQ

Q1: 価格と需要の関係は常に一次式で表せますか?
A1: いいえ。実際の需給は非線形や階段状、季節変動など複雑です。本問は学習のための単純化されたモデルです。
Q2: 傾きの単位はどう解釈しますか?
A2: 本例では傾き は「価格を1円上げると需要が30個減る」という意味になります。単位に注意して解釈してください。
Q3: 切片が負になったらどう考えればよいですか?
A3: 切片は価格が0のときの理論上の需要です。負の場合はモデルが実世界での意味を持たないことがあり、モデルの適用範囲を見直す必要があります。

関連キーワード: 一次式、直線の方程式、傾きと切片、線形補間、需要予測、傾き計算、代入計算、数学的モデリング、線形関係、数式の解法
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