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基本情報技術者 2018年 春期 午前(科目A)56


問題文

サービスデスク組織の構造とその特徴のうち、ローカルサービスデスクのものはどれか。

選択肢

サービスデスクを1拠点又は少数の場所に集中することによって、サービス要員を効率的に配置したり、大量のコールに対応したりすることができる。
サービスデスクを利用者の近くに配置することによって、言語や文化が異なる利用者への対応、専門要員によるVIP対応などができる。(正解)
サービス要員が複数の地域や部門に分散していても、通信技術の利用によって単一のサービスデスクであるかのようにサービスが提供できる。
分散拠点のサービス要員を含めた全員を中央で統括して管理することによって、統制のとれたサービスが提供できる。

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ローカルサービスデスクの特徴【午前解説】

正解の理由

正解は です。ローカルサービスデスクは、利用者の近接性を重視して拠点を配置することで、言語や文化の違いに対応したり、現地の専門要員によるVIP対応や対面サポートを提供したりする組織形態です。選択肢イは「利用者の近くに配置」「言語や文化が異なる利用者への対応」「専門要員によるVIP対応」というローカルの本質を正しく表現しています。

解法ステップ

  1. 問題文のキーワードを抽出:「ローカル」「利用者の近く」「言語・文化」「VIP対応」などを探す。
  2. 各サービスデスク形態の定義を思い出す:集中型(centralized)、ローカル(localized/on-site)、仮想(virtual/remote)。
  3. 選択肢と定義を照合:キーワードが一致する選択肢を特定する。
  4. 他の選択肢が示す特徴(大量対応、統括管理、通信による統合)と矛盾がないか確認して絞り込む。

選択肢別の誤答解説

  • ア: サービスデスクを1拠点又は少数の場所に集中することによって、サービス要員を効率的に配置したり、大量のコールに対応したりすることができる。
    → これは「集中型サービスデスク(centralized)」の説明であり、ローカルの特徴ではありません。よって不正解。
  • イ: サービスデスクを利用者の近くに配置することによって、言語や文化が異なる利用者への対応、専門要員によるVIP対応などができる。
    → これがローカルサービスデスクの定義に合致します。正解。
  • ウ: サービス要員が複数の地域や部門に分散していても、通信技術の利用によって単一のサービスデスクであるかのようにサービスが提供できる。
    → これは「仮想サービスデスク(virtual service desk)」の説明です。分散だが通信で統合する点が特徴で、ローカルとは異なります。よって不正解。
  • エ: 分散拠点のサービス要員を含めた全員を中央で統括して管理することによって、統制のとれたサービスが提供できる。
    → これは「中央統括(central management)」の管理手法の説明で、ローカルという配置の特徴そのものではありません。不正解。

よくある誤解

  • 「集中=効率的=ローカルも同じ」と考える誤解:集中型はスケールメリットや大量コール対応が目的で、利用者近接による文化対応や対面支援は期待できません。
  • 「仮想=ローカルの別名」とする誤解:仮想サービスデスクは地理的に分散した要員を通信で統合する方式で、利用者近接による対面サポートが含まれるとは限りません。
  • 「中央で統括=ローカルの特徴」とする誤認:中央統括は管理手法であり、ローカルの「地域密着」「対面対応」とは別軸です。

補足コラム

サービスデスクの主なモデルと比較ポイント:
  • ローカル(Localized / On-site): 利用者近接、対面対応、文化・言語対応、短遅延での現地支援が可能。コストは高めでスケールメリットが小さい。
  • 集中型(Centralized): 複数拠点を集約し効率化・標準化・大量コール処理を実現。地域特性への対応は弱く、言語対応は別途設計が必要。
  • 仮想(Virtual / Distributed but unified): 地理的に分散した要員を通信技術で統合し、機能的には単一デスクのように運用。柔軟性は高いが対面支援は制限される。
    運用設計ではコスト、SLA、言語・文化要件、対応速度、セキュリティ等を天秤にかけて最適モデルを選びます。企業のグローバル展開ではローカルと集中・仮想の組合せ(ハイブリッド)がよく採用されます。

FAQ

Q1: 試験で「ローカル」を見分ける最も簡単な方法は?
A1: 選択肢に「利用者の近く」「現地」「言語・文化」「対面」「VIP対応」などの語句があるかを確認します。
Q2: 仮想サービスデスクとローカルの最大の違いは何ですか?
A2: 仮想は通信で分散要員を統合することで物理的な近接性を求めない点、ローカルは利用者近接と対面支援が前提である点が最大の違いです。
Q3: 中央統括の説明が出てきたらそれは正解になりやすいですか?
A3: 中央統括は管理形態の説明であり、「配置(近く or 集中)」とは別です。問題文のキーワードと照合してください。

関連キーワード: ローカルサービスデスク、集中型サービスデスク、仮想サービスデスク、分散サービスデスク、サービスデスク組織、ヘルプデスク、ITIL、SLA、運用設計、対面サポート
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