基本情報技術者 2018年 春期 午前(科目A) 問77
問題文
貸借対照表の純資産の部に表示される項目はどれか。
選択肢
ア:売掛金
イ:資本金(正解)
ウ:社債
エ:投資有価証券
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純資産の部の構成項目【午前解説】
正解の理由
正解は イ(資本金)です。貸借対照表(B/S)は資産・負債・純資産の三部構成で、純資産の部には株主からの出資や過去の利益の蓄積など、企業に対して返済義務のない自己資本が表示されます。資本金は株主の出資を表すため純資産に分類され、よって正答はイとなります。
解法ステップ
- 各選択肢が「資産」「負債」「純資産」のどれに該当するかを思い出す。
- 「返済義務があるか」を基準に負債か純資産かを判定する(返済義務あり→負債)。
- 資産は企業が保有する経済的資源(売掛金、投資有価証券等)、純資産は出資や留保利益を想起する。
- 各選択肢と基準を照合して正答を決定する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 売掛金 — 売掛金は商品やサービスの未回収代金であり企業の流動資産に該当します。純資産ではありません。
- イ: 資本金 — 株主からの出資を表す項目で返済義務がなく、純資産(自己資本)の代表的な科目です。よって正解です。
- ウ: 社債 — 企業が発行する債券であり返済義務と利払義務がある負債(通常は長期負債)に分類されます。
- エ: 投資有価証券 — 企業が保有する株式や債券などの有価証券で、資産(流動または固定)に該当し純資産ではありません。
よくある誤解
- 「投資有価証券=投資だから純資産」と誤解して資産と資本を混同するケース。投資有価証券は企業が保有する資産です。
- 「社債は長期だから資本」と考える誤り。社債は返済義務や利払義務があり負債に分類されます。
- 流動・固定の区別に囚われて純資産か負債かを判断せず、返済義務の有無を見落とすこと。
補足コラム
貸借対照表の「純資産」は英語でEquity(株主資本)と訳されることが多く、自己資本比率(純資産/総資産)は財務健全性を示す重要指標です。試験では単語の意味(資産=Economic resources、負債=Obligations、純資産=Residual interest)を押さえておくと、実務的な科目名が出ても迷いにくくなります。
FAQ
Q1: 純資産と自己資本は同じですか?
A1: 実務や試験上はほぼ同義で用いられます。純資産は貸借対照表の表示部、自己資本はその構成概念を指します。
A1: 実務や試験上はほぼ同義で用いられます。純資産は貸借対照表の表示部、自己資本はその構成概念を指します。
Q2: 社債は将来返済されるので負債で合っていますか?
A2: はい。社債は発行体に返済義務と利払義務があるため負債に分類されます。
A2: はい。社債は発行体に返済義務と利払義務があるため負債に分類されます。
Q3: 利益剰余金はどこに表示されますか?
A3: 利益剰余金は過去の利益の蓄積で、純資産の部に表示される代表的な科目です。
A3: 利益剰余金は過去の利益の蓄積で、純資産の部に表示される代表的な科目です。
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