基本情報技術者 2019年 春期 午前(科目A) 問77
問題文
図は特性要因図の一部を表したものである。a, bの関係はどれか。

選択肢
ア:bはaの原因である。(正解)
イ:bはaの手段である。
ウ:bはaの属性である。
エ:bはaの目的である。
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特性要因図の因果関係【午前解説】
正解の理由
図の構成要素を見ると、右端の枠(a)は主矢印の先に位置し、主矢印の向きがその枠へ向かっています。これが特性(結果、症状)を表します。一方、下方にある枠(b)は主矢印に向かう斜めの枝上に配置され、その枝の先端へ向かって矢じりが付いています。図ではbは主矢印に向かう枝上の要因に配置されているため、bが原因となってa(主矢印先の特性)をもたらしていることを示しています。したがって、選択肢の中では ア(bはaの原因である)が正しいです。
解法ステップ
- 主矢印の向きを確認する:矢印の先にある枠は「結果(特性)」を表す。
- 枝と矢じりの向きを確認する:枝から主矢印へ向かう矢印は「要因→結果」の流れを示す。
- 枠の位置と枝上の関係を読む:枝上に配置された枠(b)は枝が向かう側(主矢印の方向)に影響を与える要因である。
- 選択肢を照合する:上記の読み取りに合致するのは「原因」であり、アを選ぶ。
(要点)図では b は枝上の要因であり、枝の向きが主矢印(a)に向かっているため、b→a の因果関係と読む。
選択肢別の誤答解説
- ア:正しい。bが枝上にあり、枝が主矢印(a)へ向かっているため、bはaの原因を表す。
- イ(bはaの手段である):手段(手順・方法)を表す表記は特性要因図では通常示されない。矢印の向きが原因から結果へ向かっているため「手段」とは解釈しにくい。
- ウ(bはaの属性である):属性(性質・性格)ならば結果と同位に示されるか、aの内部説明として注記されるが、図では別枝から主矢印へ向かっているため「属性」ではなく「要因(原因)」として読む。
- エ(bはaの目的である):目的は結果側に置かれる概念であり、矢印の向きとは逆の関係になるため当てはまらない。
よくある誤解
- 矢印の向きを見誤る:矢じりの向きが「結果」を指すため、矢の向かい先を原因と誤認しやすい。矢じりの先=結果と覚える。
- 枠の位置を見て「先端が原因」と考える誤り:今回の図では b は枝上(斜め線の起点側にある下方の長方形)に配置されており、枝の先端(矢じり側)ではない。配置が枝上である点を正確に読むこと。
- 「手段」と「原因」を混同する:特性要因図は主に原因分析用であり、「手段」という概念は図の意味付けと合わないことが多い。
補足コラム
特性要因図(魚骨図)は、問題(特性)を図の右側に置き、そこへ向かう複数の枝に要因を並べて原因を体系的に洗い出すツールです。各枝は大分類(人、機械、方法、材料など)を表すことが多く、枝上の枠や小枝は具体的な原因や更に分解した要因を示します。試験では「矢印の向き」と「枠の配置(主矢印との位置関係)」を確認することが正答への近道です。
FAQ
Q1: 枠が主矢印のすぐ近くにある場合はどう読むべきですか?
A1: 近さよりも矢印の向きと枝の接続関係を見ること。枝が主矢印に向かって繋がれていればその枝上の要素は原因と読む。
A1: 近さよりも矢印の向きと枝の接続関係を見ること。枝が主矢印に向かって繋がれていればその枝上の要素は原因と読む。
Q2: 枠(要因)がさらに枝分かれしている場合の読み方は?
A2: 枝分かれした下位の枠は上位要因の原因(さらに細かい原因)として階層的に読む。常に枝の先が影響先(上位)に向かう流れを追う。
A2: 枝分かれした下位の枠は上位要因の原因(さらに細かい原因)として階層的に読む。常に枝の先が影響先(上位)に向かう流れを追う。
Q3: 矢印が双方向に描かれていたら?
A3: 特性要因図では通常単方向。双方向は因果不明瞭な関係や相互作用を示す可能性があるため問題文や図注での指示を確認する。
A3: 特性要因図では通常単方向。双方向は因果不明瞭な関係や相互作用を示す可能性があるため問題文や図注での指示を確認する。
関連キーワード: 特性要因図、魚骨図、因果関係、要因分析、原因分析, 可視化技法

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