戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

情報セキュリティマネジメント 2017年 秋期 午前(科目A)44


問題文

工程管理図表に関する記述のうち、ガントチャートの特徴はどれか。

選択肢

工程管理上の重要ポイントを期日として示しておき、意思決定しなければならない期日が管理できる。
個々の作業の順序関係、所要日数、余裕日数などが把握できる。
作業開始と作業終了の予定と実績や、仕掛かり中の作業などが把握できる。(正解)
作業の出来高の時間的な推移を表現するのに適しており、費用管理と進捗管理が同時に行える。

🔒 解説は解答すると表示されます

ガントチャートの特徴【情報セキュリティマネジメント解説】

正解の理由

ガントチャートは横軸に時間、縦軸に作業を並べた棒グラフ形式の図です。棒の長さで作業の「開始」と「終了」の予定を表します。さらに棒を塗りつぶすなどして「実績(進捗)」や、現在進行中の作業(仕掛かり)を一目で分かるようにできます。したがって、作業の予定と実績、仕掛かり中の状態を把握できる点が本問の正答です。具体的には が該当します。
(補足)ガントチャートの名は設計者ヘンリー・ガントの名前に由来します。

解法ステップ

  1. 選択肢のキーワードに注目する。時間軸で「予定と実績」「仕掛かり中」があるかを探す。
  2. ガントチャートは「時間で棒を描く」ことを思い出す。予定と実績の比較に向く。
  3. 残りの選択肢が別の図表(マイルストーン図、ネットワーク図、S字曲線/アーンドバリュー)に該当しないかを確認して消去する。
  4. 「予定と実績」「仕掛かり中」を含む選択肢を正解とする。
短く言うと:「予定と実績や進行中が見える」→ ガントチャート。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 工程管理上の重要ポイントを期日として示すもの。
    → これは「マイルストーンチャート」に該当します。マイルストーンは重要な締切や決定点を印として示す方式で、ガントの棒全体ではなく点や旗で表します。よってアは不適切です。
  • イ: 個々の作業の順序関係、所要日数、余裕日数などが把握できるもの。
    → これはネットワーク図(例えばPERTやCPM)に当てはまります。PERT(Program Evaluation and Review Technique:プログラム評価レビュー法)は作業の順序やクリティカルパス(遅れが全体に影響する経路)を分析する図表で、余裕日数(フロート)も見えるのが特徴です。ガントは順序を矢印で示すことはできますが、余裕日数の解析に優れているのはネットワーク図です。よってイは不正解。
  • ウ: 作業開始と作業終了の予定と実績や、仕掛かり中の作業などが把握できるもの。
    → これがガントチャートの代表的な機能です。棒で予定を示し、塗りつぶしや実績バーで進捗を表現します。正答。
  • エ: 作業の出来高の時間的な推移を表現し、費用管理と進捗管理が同時に行えるもの。
    → これはS曲線(累積グラフ)やアーンドバリュー(Earned Value:出来高評価)に近い説明です。費用と進捗を同時に管理するためにはアーンドバリュー管理が使われ、時間推移の曲線で把握します。ガント単体では費用の累積推移を表示するのに向きません。よってエは不適切です。

よくある誤解

  1. ガントチャートは作業の順序関係や余裕日数(フロート)も詳しく出ると誤解する。
    → 矢印で依存関係は示せますが、フロート解析やクリティカルパスの特定はPERT/CPMが得意です。
  2. ガントチャートで費用管理まで完結すると勘違いする。
    → ガントは時間と進捗の可視化に優れますが、費用の累積や出来高評価は別の手法(S曲線、アーンドバリュー)が適切です。
  3. 「予定=実績」とみなして更新を放置するミス。
    → ガントは更新してこそ意味があるため、定期的な進捗入力が必要です。

補足コラム

  • ガントチャートの実務的な使い方:
    1. 各作業に担当者を割り当てる。
    2. 予定バー(baseline)と実績バーを並べて表示する。予定と実績の差が見えると遅れの早期発見につながります。
    3. 進捗は%完成で表示することが多く、バーの塗りつぶしで視覚化します。
    4. ツール例:Excel、Microsoft Project、Smartsheet、Google スプレッドシートなど。部門がITでなくてもExcelでシンプルなガントは作れます。
  • 関連図表の簡単な整理:
    • マイルストーンチャート:重要な期日(点)を示す。
    • ネットワーク図(PERT/CPM):順序・余裕日数・クリティカルパスの解析。PERT(Program Evaluation and Review Technique:プログラム評価レビュー法)、CPM(Critical Path Method:クリティカルパス法)。
    • S曲線 / アーンドバリュー(EVM:Earned Value Management):時間と出来高(価値)や費用の推移を管理。
職場でのイメージ:新製品リリースの準備なら、ガントで各作業の開始・終了と進捗を週次で更新し、遅れが出た工程はネットワーク図で原因分析する、という使い分けが現実的です。

FAQ

Q1: ガントチャートで「依存関係」は表せますか?
A1: はい。多くのガントツールは矢印で依存を示せますが、依存から余裕日数を自動計算するのはネットワーク図の方が正確です。
Q2: 進捗はどうやって表現しますか?
A2: バーの塗りつぶしや別の実績バーで%完成を示します。予定と実績を並べて差を見える化するのが基本です。
Q3: 小さな業務でもガントは有効ですか?
A3: はい。5〜10の作業項目でも、誰がいつ何をするかを共有するのに有効です。Excelで簡単に作れます。

関連キーワード: ガントチャート、進捗管理、マイルストーン、ネットワーク図、PERT(Program Evaluation and Review Technique)、CPM(Critical Path Method)、アーンドバリュー、S曲線、工程管理、予定と実績、プロジェクト管理ツール
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

情報セキュリティマネジメント
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について