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ITサービスマネージャ 2011年 午前2 問05


問題文

RAIDにおいて、信頼性向上ではなく、性能向上だけを目的としたものはどれか。

選択肢

ア:RAID0(正解)
イ:RAID1
ウ:RAID3
エ:RAID5

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RAID 0のストライピング【午前2解説】

正解の理由

RAID 0は、データを複数のディスクに分割して書き込み、読み書きを並列に行う方式です。これにより、主にデータ転送性能の向上を図ります。
一方、データの複製やパリティ情報の保存は行わないため、ディスク故障に対する冗長性はありません。構成するディスクのうち1台でも故障すると、アレイ全体のデータを失う可能性があります。
したがって、信頼性向上ではなく性能向上を目的とするものはアのRAID 0です。

解法ステップ

  1. RAIDの各方式が「性能向上」と「冗長性」のどちらを重視しているかを確認します。
  2. データを複数のディスクに分散して並列アクセスする方式を見つけます。
  3. 冗長性を持たない方式がRAID 0であることから、アを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア RAID 0
    データを複数のディスクに分散して記録するストライピング方式です。冗長性を持たず、性能向上を目的とします。
  • イ RAID 1
    同じデータを複数のディスクに書き込むミラーリング方式です。ディスク故障時にもデータを保ちやすく、信頼性向上を目的とします。
  • ウ RAID 3
    データを複数のディスクに分散し、専用のディスクにパリティ情報を記録する方式です。ディスク故障への備えを持つため、信頼性向上を目的に含みます。
  • エ RAID 5
    データとパリティ情報を複数のディスクに分散して記録する方式です。パリティ情報によってディスク故障に備えられるため、信頼性向上にも役立ちます。

よくある誤解

  • RAID 0ならディスクを複数使うので信頼性も高まる
    ディスク台数が増えても、RAID 0ではデータの複製や復旧用情報を持ちません。むしろ、故障の影響を受ける箇所が増えます。
  • RAIDを構成すればバックアップは不要になる
    RAIDは主にディスク故障への対策です。誤削除やウイルス感染、災害などに備えるバックアップの代わりにはなりません。
  • RAID 5は性能向上だけを目的とする
    RAID 5はデータを分散してアクセス性能を高める面もありますが、パリティ情報によってディスク故障にも備えます。

補足コラム

RAID 0では、複数のディスクにデータを分割して記録するため、ディスクを並列に利用できます。ただし、冗長性がないので、重要なデータを保存する場合はバックアップが必要です。
RAIDの数字は、性能や信頼性の優劣をそのまま表す順位ではありません。各方式のデータ配置と、冗長性の有無をセットで覚えると見分けやすくなります。

FAQ

Q. RAID 0はディスクが1台故障するとどうなりますか?
A. 分割されたデータの一部が失われるため、アレイ全体のデータを利用できなくなる可能性があります。
Q. RAID 0の「0」は、ディスクを使わないという意味ですか?
A. いいえ。複数のディスクを使ってデータを分散記録する方式です。「0」は冗長性を持たない方式として覚えるとよいでしょう。
Q. RAID 0はどのような用途に向いていますか?
A. データを失っても再作成できる一時領域など、信頼性よりも読み書き性能を優先する用途に向いています。

関連キーワード: RAID 0、ストライピング、RAID 1、ミラーリング、RAID 5、冗長性
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