ITサービスマネージャ 2012年 午前2 問14
問題文
バックアップサイトの説明のうち、ウォームスタンバイの説明はどれか。
選択肢
ア:同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び、緊急時には互いのシステムを貸し借りして、サービスを回復する。
イ:緊急時にバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し、サービスを回復する。
ウ:別の場所に常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意し、緊急時にバックアップシステムに切り換えてサービスを回復する。
エ:別の場所にバックアップシステムを用意し、緊急時にバックアップシステムを起動してデータを最新状態にした後にサービスを回復する。(正解)
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ウォームスタンバイ【午前2解説】
正解の理由
ウォームスタンバイは、別の場所にバックアップシステムをあらかじめ用意しておき、障害や災害が発生したときに、そのシステムを起動してデータを最新状態にした後、サービスを再開する方式です。
この説明に当てはまるのはエです。バックアップシステムは準備されていますが、緊急時に起動やデータ更新が必要なため、常時稼働していて即座に切り替えられるホットスタンバイより、復旧に時間がかかります。
解法ステップ
- 選択肢が「バックアップシステムをどう準備し、緊急時にどう復旧するか」に注目します。
- 常にデータが同期され、切り換えるだけでサービスを再開できる説明は、ホットスタンバイです。
- バックアップシステムを緊急時に起動し、データを最新状態にしてから再開する説明は、ウォームスタンバイです。
- したがって、該当するのはエです。
選択肢別の誤答解説
- ア:同じようなシステムを運用する組織同士で、緊急時に設備を貸し借りする方式です。相互にバックアップを支援する考え方であり、ウォームスタンバイの説明ではありません。
- イ:緊急時にバックアップシステムを持ち込んで再開する方式です。事前に別の場所へシステムを設置して待機させるウォームスタンバイとは異なります。
- ウ:別の場所にあるバックアップシステムと常にデータを同期し、緊急時に切り換える方式です。切り換え前から準備が整っているため、ホットスタンバイに当たります。
- エ:バックアップシステムを別の場所に用意し、緊急時に起動してデータを最新状態にしてからサービスを再開します。ウォームスタンバイの説明です。
よくある誤解
- 別の場所にシステムを用意しているだけで、ホットスタンバイだと思う
重要なのは設置場所ではなく、緊急時にすぐ切り換えられる状態かどうかです。 - 「常にデータが同期」と「起動後にデータを更新」を同じ意味だと考える
常時同期されているのはホットスタンバイ、緊急時に起動してデータを最新化するのはウォームスタンバイです。 - バックアップシステムが事前にない方式と、事前に用意されている方式を混同する
復旧時にシステムを持ち込む方式は、ウォームスタンバイとは区別します。
補足コラム
バックアップサイトの方式は、一般に復旧の速さと事前準備の程度で整理できます。
- ホットスタンバイ:システムが稼働状態にあり、データも常時同期されているため、短時間で切り換えられます。
- ウォームスタンバイ:システムは事前に用意されていますが、緊急時に起動やデータ更新が必要です。
- コールドスタンバイ:場所や設備を確保しておき、緊急時にシステムの持込みや構築を行います。
一般に、復旧を速くするほど、平常時の設備・運用コストは大きくなります。
FAQ
Q. ウォームスタンバイでは、バックアップシステムは平常時に稼働していますか?
A. 方式や構成によりますが、問題文では、緊急時にバックアップシステムを起動してデータを最新状態にしてからサービスを再開する点が特徴です。
A. 方式や構成によりますが、問題文では、緊急時にバックアップシステムを起動してデータを最新状態にしてからサービスを再開する点が特徴です。
Q. ホットスタンバイとの違いを一言で覚えるには?
A. ホットは「常時同期して、すぐ切り換え」、ウォームは「起動してデータを更新してから再開」と覚えると区別しやすいです。
A. ホットは「常時同期して、すぐ切り換え」、ウォームは「起動してデータを更新してから再開」と覚えると区別しやすいです。
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