ITサービスマネージャ 2013年 午前2 問03
問題文
ITサービスマネジメントのプロセスの一つである構成管理を導入することによって得られるメリットはどれか。
選択肢
ア:ITリソースに対する、現在の需要の把握と将来の需要の予測ができる。
イ:緊急事態時でも最低限のITサービス基盤を提供することによって、事業の継続が可能になる。
ウ:構成品目の情報を正確に把握することによって、他のプロセスの確実な実施を支援できる。(正解)
エ:適正な費用で常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。
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構成管理の効果【午前2解説】
正解の理由
構成管理は、ITサービスを構成するハードウェア、ソフトウェア、文書などの構成品目(CI)について、情報や相互関係を正確に記録・管理するプロセスです。
構成品目の情報を正確に把握できると、変更管理やインシデント管理など、ほかのプロセスが必要な情報を参照しやすくなります。その結果、各プロセスをより確実に実施できます。したがって、構成管理のメリットとして適切なのはウです。
解法ステップ
-
構成管理が扱うものを確認します。
ITサービスを構成する機器やソフトウェアなどの情報と、それらの関係を管理します。 -
選択肢の内容と、構成管理の役割を比べます。
構成品目の正確な情報を整備し、ほかのプロセスを支援する内容が該当します。 -
ほかのITサービスマネジメントのプロセスと区別します。
需要の予測、緊急時の事業継続、サービス品質の維持は、それぞれ別のプロセスの主な役割です。
選択肢別の誤答解説
- ア: ITリソースの現在の需要を把握し、将来の需要を予測する内容です。これは主にキャパシティ管理の役割です。
- イ: 緊急事態でも最低限のITサービス基盤を確保し、事業継続を可能にする内容です。これは主にITサービス継続性管理の役割です。
- ウ: 構成品目の情報を正確に管理し、ほかのプロセスの実施を支援します。構成管理のメリットとして適切です。
- エ: 適正な費用と一定の品質でサービスを提供する内容です。これは主にサービスレベル管理などが目指すものです。
よくある誤解
- 構成管理は、機器の一覧表を作るだけだと思うこと
機器やソフトウェアの情報だけでなく、構成品目どうしの関係も管理します。 - ほかのプロセスの仕事まで構成管理が直接行うと思うこと
構成管理は、必要な情報を提供することで、変更管理やインシデント管理などを支援します。 - 「将来の需要」や「事業継続」も構成管理の効果だと考えること
これらは別のプロセスが中心となって扱う目的です。
補足コラム
構成品目の情報は、構成管理データベース(CMDB)などで管理されます。例えば、あるサーバにどの業務システムが稼働しているかを記録しておけば、そのサーバに変更を加える際や障害が起きた際に、影響を受けるサービスを特定しやすくなります。
FAQ
Q. 構成管理では、どのような情報を管理しますか?
A. 機器やソフトウェアの識別情報、バージョン、設置場所、関連するサービスなどを管理します。
A. 機器やソフトウェアの識別情報、バージョン、設置場所、関連するサービスなどを管理します。
Q. 構成管理と変更管理の違いは何ですか?
A. 構成管理は構成品目の情報を維持・管理するプロセスです。変更管理は、構成品目などに対する変更を適切に評価・承認・実施するプロセスです。
A. 構成管理は構成品目の情報を維持・管理するプロセスです。変更管理は、構成品目などに対する変更を適切に評価・承認・実施するプロセスです。
関連キーワード: 構成管理、構成品目(CI)、構成管理データベース(CMDB)、変更管理、キャパシティ管理、ITサービス継続性管理、サービスレベル管理

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