ITサービスマネージャ 2013年 午前2 問10
問題文
ITILによれば、既存及び新規の全てのサービスに対してビジネスインパクト分析を行うことを役割とするマネージャはどれか。
選択肢
ア:ITサービス継続性管理プロセス・マネージャ(正解)
イ:可用性管理プロセス・マネージャ
ウ:キャパシティ管理プロセス・マネージャ
エ:サービスレベル管理プロセス・マネージャ
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ITサービス継続性管理【午前2解説】
正解の理由
ビジネスインパクト分析(BIA)は、サービスが中断した場合に、事業へどのような影響が及ぶかを調べる分析です。サービスの重要度や復旧の優先順位を把握するために行います。
ITILでは、既存・新規のサービスを対象にBIAを行う役割を担うのは、ITサービス継続性管理プロセス・マネージャです。したがって、正しいのはアです。
解法ステップ
- 設問の中心となる語句「ビジネスインパクト分析」に注目します。
- BIAは、サービスの中断が事業に与える影響を評価するものだと整理します。
- サービスの継続や災害時の復旧を扱うプロセスは、ITサービス継続性管理です。
- よって、ITサービス継続性管理プロセス・マネージャを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:正しい選択肢です。ITサービス継続性管理では、サービス中断の事業への影響を把握し、継続・復旧の計画につなげます。
- イ:可用性管理は、サービスが合意した水準で利用できるように、可用性の設計や測定、改善を行います。BIAを担当するマネージャではありません。
- ウ:キャパシティ管理は、サービスに必要な処理能力や資源を、需要に応じて確保・管理します。
- エ:サービスレベル管理は、利用者とのサービスレベル合意や、その達成状況の管理を担います。
よくある誤解
-
「サービスを安定して提供する仕事は、すべて可用性管理」と考える
可用性管理は利用可能な状態を保つことが中心です。中断による事業影響や復旧計画は、継続性管理の領域です。 -
「BIAはシステムの技術的な障害分析」と考える
BIAで重視するのは、障害そのものよりも、サービス中断が事業に及ぼす影響です。 -
「サービスレベル管理が、サービスに関する分析全般を行う」と考える
サービスレベル管理は合意した水準の管理が中心です。BIAの担当とは区別しましょう。
補足コラム
BIAでは、サービスが停止したときに事業へどの程度の影響があるかを評価し、どのサービスを優先して復旧するかを検討します。その結果は、継続性の方針や復旧計画の策定に役立ちます。
FAQ
Q. BIAでは、サービスの技術的な復旧方法まで決めますか?
A. BIAの主な目的は、サービス中断による事業への影響を把握することです。具体的な継続・復旧方法は、その評価結果などを踏まえて検討します。
A. BIAの主な目的は、サービス中断による事業への影響を把握することです。具体的な継続・復旧方法は、その評価結果などを踏まえて検討します。
Q. 可用性管理と継続性管理の違いは何ですか?
A. 可用性管理は、サービスを合意した水準で利用できる状態にすることが中心です。継続性管理は、重大な中断が起きた場合にもサービスや事業を継続・復旧できるようにすることが中心です。
A. 可用性管理は、サービスを合意した水準で利用できる状態にすることが中心です。継続性管理は、重大な中断が起きた場合にもサービスや事業を継続・復旧できるようにすることが中心です。
関連キーワード: ビジネスインパクト分析、ITサービス継続性管理、可用性管理、キャパシティ管理、サービスレベル管理

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