ITサービスマネージャ 2015年 午前2 問06
問題文
ITサービスマネジメントのキャパシティ管理における三つの重点分野に対応する管理指標の組合せのうち、適切なものはどれか。

選択肢
ア:
イ:(正解)
ウ:
エ:
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キャパシティ管理の三つの重点分野【午前2解説】
正解の理由
キャパシティ管理では、管理対象を「事業」「サービス」「コンポーネント」の三つに分け、それぞれに適した指標を設定します。
イは、次のように各分野と管理指標が対応しているため適切です。
- 事業のキャパシティ管理:売上高
事業計画や事業活動の変化を把握する指標です。売上高などを基に、将来必要となるIT資源を予測します。 - サービスのキャパシティ管理:トランザクション応答時間
ITサービスが利用者に提供する性能を測る指標です。取引処理などにかかる応答時間を確認します。 - コンポーネントのキャパシティ管理:CPU利用率
サーバやネットワークなど、個々のIT構成要素の使用状況を測る指標です。
解法ステップ
- 事業の指標を選びます。事業計画や事業量に関係する指標であり、選択肢では「売上高」が該当します。
- サービスの指標を選びます。利用者がサービスを使うときの性能を表す「トランザクション応答時間」が該当します。
- コンポーネントの指標を選びます。CPUなど個々の構成要素の利用状況を表す「CPU利用率」が該当します。
- この組合せと一致するのはイです。
選択肢別の誤答解説
- ア:事業のキャパシティ管理に売上高を置く点は適切です。しかし、サービス利用者数はサービスの性能を直接表す指標ではありません。また、システム応答時間はサービスの性能を測る指標であり、コンポーネント単位の指標とは異なります。
- イ:売上高、トランザクション応答時間、CPU利用率が、それぞれ事業、サービス、コンポーネントの指標に対応しています。
- ウ:トランザクション応答時間は事業ではなくサービスの指標です。また、CPU利用率はサービス全体ではなく、個々のコンポーネントの使用状況を表します。
- エ:システム応答時間はサービスの性能を表す指標ですが、トランザクション応答時間を事業の指標としている点が誤りです。
よくある誤解
- 応答時間ならすべて同じ分類だと思う
応答時間は、サービスの性能を示す指標として扱います。CPU利用率のような、個々の構成要素の使用率とは分類が異なります。 - 利用者数はサービスの性能指標だと思う
利用者数は需要や利用規模を示す情報です。応答時間のように、サービスがどの程度の性能で提供されているかを直接示すものではありません。 - 事業のキャパシティ管理はIT機器だけを見ると思う
事業の計画や活動の変化を捉え、それに応じたサービスやIT資源の必要量を見積もることも重要です。
補足コラム
三つの重点分野は、管理対象の範囲が異なります。事業の変化を起点に、サービスの性能を確認し、必要に応じてCPUなどの構成要素を調整する、という流れで考えると整理しやすくなります。
FAQ
Q. トランザクション応答時間とシステム応答時間は、どちらもサービスの指標ですか?
A. どちらもサービス性能を把握する際に使われることがあります。この問題では、サービスの指標としてトランザクション応答時間、コンポーネントの指標としてCPU利用率を組み合わせている選択肢を選びます。
A. どちらもサービス性能を把握する際に使われることがあります。この問題では、サービスの指標としてトランザクション応答時間、コンポーネントの指標としてCPU利用率を組み合わせている選択肢を選びます。
Q. CPU利用率が高いと、必ずサービスの応答時間も遅くなりますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。ただし、CPUに余裕がない状態が続けば、サービスの応答時間に影響する可能性があります。コンポーネントの利用状況とサービスの性能は、関連しますが別の観点です。
A. 必ずしもそうとは限りません。ただし、CPUに余裕がない状態が続けば、サービスの応答時間に影響する可能性があります。コンポーネントの利用状況とサービスの性能は、関連しますが別の観点です。
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