ITサービスマネージャ 2017年 午前2 問07
問題文
ITIL 2011 editionによれば、リアクティブな可用性管理の活動で用いる技法はどれか。
選択肢
ア:故障樹解析(FTA)
イ:コンポーネント障害インパクト分析(CFIA)
ウ:サービス障害分析(SFA)(正解)
エ:単一障害点分析(SPOF分析)
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可用性管理の分析技法【午前2解説】
正解の理由
リアクティブな可用性管理とは、サービス障害が発生した後に、その原因や影響を分析し、再発防止や復旧の改善につなげる活動です。
サービス障害分析(SFA)は、発生したサービス障害を調査し、障害の原因や影響、対応方法などを分析する技法です。障害の発生後に行う分析なので、リアクティブな活動に該当します。したがって、正しい選択肢はウです。
解法ステップ
- 「リアクティブ」が、障害の発生後に対応する活動を指すと確認します。
- 選択肢の技法が、障害発生後の分析か、障害の予防・設計段階の分析かを分類します。
- 発生したサービス障害を分析するSFAを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
ア:故障樹解析(FTA)
- 故障につながる要因や経路を、故障の木構造で分析する技法です。主に障害の発生を予防するためのプロアクティブな活動で用います。
-
イ:コンポーネント障害インパクト分析(CFIA)
- 構成要素の故障が、サービスやシステムにどのような影響を及ぼすかを分析する技法です。設計や予防の段階で活用するプロアクティブな技法です。
-
ウ:サービス障害分析(SFA)
- 発生したサービス障害の原因や影響を分析する技法です。障害発生後の分析であるため、リアクティブな活動に用います。
-
エ:単一障害点分析(SPOF分析)
- ある一つの構成要素が故障すると、サービス全体が停止するような箇所を特定する分析です。設計上の弱点を事前に見つける目的で使われるため、主にプロアクティブな活動に分類されます。
よくある誤解
-
「障害を分析する技法は、すべてリアクティブ」と考える
- FTAやCFIA、SPOF分析は、障害の発生を防ぐために事前に行う分析です。
-
「リアクティブ」は、障害発生時の復旧作業だけを指すと考える
- 復旧だけでなく、障害発生後に原因や影響を調べ、再発防止に活用する分析も含みます。
-
SFAとCFIAを混同する
- SFAはサービス障害の発生後の分析、CFIAは構成要素の故障がもたらす影響の分析です。
補足コラム
可用性管理では、障害が起きてから対応する「リアクティブ」と、障害を未然に防ぐ「プロアクティブ」の両方が重要です。試験では、技法名だけでなく「いつ、何を目的に行うか」を手掛かりに分類すると判断しやすくなります。
FAQ
Q. SFAでは、障害の原因を特定するだけですか?
A. 原因の特定に加え、障害の影響や対応状況を調べ、今後の改善や再発防止に役立てます。
A. 原因の特定に加え、障害の影響や対応状況を調べ、今後の改善や再発防止に役立てます。
Q. FTAは障害が起きた後にも使えますか?
A. 分析手法として使うことはできますが、ITILの可用性管理における代表的な位置付けは、障害を予防するためのプロアクティブな活動です。
A. 分析手法として使うことはできますが、ITILの可用性管理における代表的な位置付けは、障害を予防するためのプロアクティブな活動です。
関連キーワード: 可用性管理、リアクティブ、プロアクティブ、サービス障害分析(SFA)、故障樹解析(FTA)、CFIA、SPOF分析

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