ITサービスマネージャ 2017年 午前2 問09
問題文
システムの信頼性を測る指標の一つに稼働品質率がある。年間の稼働品質率で評価される信頼性が最も高いシステムはどれか。ここで、稼働品質率は次の式で算出し、システムの資産規模には総運用費用を用いるものとする。

選択肢
ア:A
イ:B
ウ:C(正解)
エ:D
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稼働品質率の比較【午前2解説】
正解の理由
稼働品質率は、年間の「利用者に迷惑を掛けた回数」を「システムの総運用費用」で割って求めます。利用者に迷惑を掛けた回数は、オンライン処理とバッチ処理の回数を合計します。
計算すると、各システムの稼働品質率は次のとおりです。
この指標は、総運用費用に対して利用者に迷惑を掛けた回数がどれだけあるかを表します。そのため、稼働品質率が小さいほど、費用規模に対する迷惑の発生が少なく、信頼性が高いと評価します。
最も値が小さいシステムCを選ぶため、正解はウです。
解法ステップ
- 各システムについて、オンライン処理とバッチ処理の回数を合計します。
- 合計回数を総運用費用で割り、稼働品質率を求めます。
- 算出した値を比較し、最も小さいシステムを選びます。
- オンライン稼働時間は、指定された計算式に含まれないため使いません。
選択肢別の誤答解説
- ア(A):稼働品質率は です。システムCの より大きいため、最も信頼性が高いとはいえません。
- イ(B):稼働品質率は です。システムCの値より大きくなります。
- ウ(C):稼働品質率は で、4システムの中で最も小さいため正解です。
- エ(D):稼働品質率は です。4システムの中で最も大きく、信頼性が最も高いとはいえません。
よくある誤解
- 稼働品質率は大きいほどよいと思う:この問題の式では、値が大きいほど運用費用に対する迷惑の発生が多いことを意味します。信頼性を比べるときは、最も小さい値を選びます。
- オンライン稼働時間で割る:稼働時間で割る計算は、問題文の式とは異なります。式にある「利用者に迷惑を掛けた回数」と「システムの資産規模」だけを使います。
- 処理ごとの回数を別々に比べる:オンライン処理とバッチ処理の両方が対象です。先に合計してから計算します。
補足コラム
「率」という名称だけでは、値が大きいほどよいか、小さいほどよいかは判断できません。まず定義式を確認し、分子が「障害回数」などの望ましくない量なら、一般に値が小さいほど良好です。
FAQ
Q. オンライン稼働時間は、なぜ計算に使わないのですか?
A. 問題文で示された稼働品質率の式に含まれていないためです。オンライン稼働時間を使う指標と混同しないようにしましょう。
A. 問題文で示された稼働品質率の式に含まれていないためです。オンライン稼働時間を使う指標と混同しないようにしましょう。
Q. システムCは迷惑を掛けた回数が最少だから選ぶのですか?
A. いいえ。回数だけでなく、総運用費用で割った値を比較します。この問題では、回数と費用の比である稼働品質率が最も小さいためシステムCを選びます。
A. いいえ。回数だけでなく、総運用費用で割った値を比較します。この問題では、回数と費用の比である稼働品質率が最も小さいためシステムCを選びます。
関連キーワード: 稼働品質率、システム信頼性、総運用費用、指標の比較

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