ITサービスマネージャ 2018年 午前2 問13
問題文
データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:業務データ量の増加傾向を把握し、ディスク装置の増設などを計画して実施する。
イ:システム開発の設計工程では、主に論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する。(正解)
ウ:システム開発のテスト工程では、主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ:システム障害が発生した場合には、データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
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データ管理者(DA)の役割【午前2解説】
正解の理由
DA(Data Administrator)は、組織全体のデータを適切に管理する役割です。業務で扱うデータの意味や定義を整理し、データ項目の標準化や論理データベース設計を担います。
したがって、データ項目を管理・標準化し、主に論理データベース設計を行うイが適切です。
DAとDBA(Database Administrator)は、管理する対象や役割が異なります。DAがデータの内容や構造を管理するのに対し、DBAはデータベースの物理的な構成や運用を管理します。
解法ステップ
- DAとDBAの役割を区別します。
- 「データ項目の定義・標準化・論理設計」はDAの役割と判断します。
- 「容量計画・性能調整・障害復旧」はDBAの役割と判断し、該当する選択肢を除きます。
- DAの役割に合うイを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:業務データ量の増加を見越したディスク装置の増設は、データベースの容量計画や物理環境の管理です。主にDBAが担当します。
- イ:論理データベース設計やデータ項目の標準化は、データの意味や構造を管理するDAの役割です。
- ウ:パフォーマンスチューニングは、データベースの性能を調整するDBAの役割です。
- エ:障害時のデータ復旧や整合性チェックは、データベースの運用・保守に関する作業であり、主にDBAが担当します。
よくある誤解
-
「データベースに関する仕事はすべてDBAの担当」と考える
データベースの論理構造やデータ項目の標準化は、DAが担うことがあります。物理構成や運用管理を担うDBAとは区別しましょう。 -
「データ量を扱うのでDAの仕事」と考える
データの意味や定義を管理することと、ディスク容量を計画することは別です。後者は物理資源の管理なのでDBAの役割です。 -
「システム開発工程の仕事は、工程に関係する担当者がすべて行う」と考える
設計工程であっても、論理データ設計はDA、物理的なデータベース設計や性能面の調整はDBAというように、役割で区別します。
補足コラム
DAは、組織全体でデータを一貫して利用できるよう、データの定義や標準を整える役割です。一方、DBAは、データベースを実際に稼働させるための物理設計、性能管理、バックアップや復旧などを担います。
試験では、データの意味・定義・論理構造ならDA、物理構成・性能・運用ならDBAという整理が有効です。
FAQ
Q. DAとDBAは必ず別々の人が担当しますか?
A. 組織の規模や体制によって異なります。問題のように別々に任命する場合は、それぞれの役割の違いを意識します。
A. 組織の規模や体制によって異なります。問題のように別々に任命する場合は、それぞれの役割の違いを意識します。
Q. 論理データベース設計とは何ですか?
A. 業務上のデータの種類や関係を整理し、データベースの構造を定めることです。ディスク装置などの物理的な配置を決める設計とは区別されます。
A. 業務上のデータの種類や関係を整理し、データベースの構造を定めることです。ディスク装置などの物理的な配置を決める設計とは区別されます。
Q. データ項目の標準化とは何ですか?
A. 同じ意味のデータに異なる名称や定義が使われないよう、項目名や形式、意味などを組織内で統一することです。
A. 同じ意味のデータに異なる名称や定義が使われないよう、項目名や形式、意味などを組織内で統一することです。
関連キーワード: データ管理者、データベース管理者、論理データベース設計、データ標準化、パフォーマンスチューニング

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