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ITサービスマネージャ 2018年 午前2 問14


問題文

データセンタなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中の自然冷熱を熱交換に利用するものはどれか。

選択肢

ア:アイルキャッピング
イ:クールピット(正解)
ウ:タスクアンビエント空調
エ:フリークーリング

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クールピット【午前2解説】

正解の理由

正解はイのクールピットです。
クールピットは、地下に設けた空間や配管に外気を通し、地中との熱交換によって空気を冷やす仕組みです。夏季は地中の温度が外気より低いことが多いため、冷やした空気を空調に利用することで、冷房の負荷やエネルギー消費を抑えられます。

解法ステップ

  1. 問題文から「夏季」「地中の自然冷熱」「熱交換」という手掛かりを見つけます。
  2. 地中の冷たさを利用して外気を冷やす方式を考えます。
  3. この方式に該当するクールピットを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:アイルキャッピング
    サーバラックの列などを覆い、冷気と排熱が混ざらないようにする方式です。地中の冷熱を利用するものではありません。
  • イ:クールピット
    地中と外気との熱交換を利用して、外気を冷やす方式です。問題文の説明に一致します。
  • ウ:タスクアンビエント空調
    人や機器がいる場所(タスク域)を重点的に空調し、それ以外の空間(アンビエント域)とは分けて制御する方式です。地中の冷熱を利用する方式ではありません。
  • エ:フリークーリング
    外気や冷却水など、冷房に利用できる自然の冷熱を活用し、冷凍機の稼働を抑える方式です。地中熱に限った方式ではありません。

よくある誤解

  • 「自然の冷熱を使う」方式はすべてクールピットだと思う
    フリークーリングのように、外気などを利用する方式もあります。地中との熱交換が決め手です。
  • アイルキャッピングを空調方式の一種として混同する
    アイルキャッピングは、データセンタ内で冷気と排熱を分離するための工夫です。地中の熱を利用する仕組みとは異なります。
  • 地中の温度は一年中同じだと思う
    地中温度は深さや地域などによって異なりますが、季節による変動が外気より小さいため、夏季には冷熱源として活用できます。

補足コラム

クールピットは、地下空間や埋設配管を通る間に外気を地中と熱交換させます。冷房設備そのものを不要にするのではなく、空調に必要な冷却エネルギーを減らすための仕組みです。導入時には、結露や水分、汚れへの対策も重要です。

FAQ

Q. クールピットは、冷凍機をまったく使わない方式ですか?
A. 必ずしもそうではありません。外気をあらかじめ冷やして冷房負荷を下げる仕組みであり、必要に応じて通常の冷房設備と併用します。
Q. フリークーリングとの違いは何ですか?
A. クールピットは地中との熱交換を利用する方式です。フリークーリングは、外気や冷却水などの自然冷熱を活用する、より広い概念です。

関連キーワード: クールピット、地中熱、熱交換、フリークーリング、データセンタ空調
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