ITサービスマネージャ 2019年 午前2 問07
問題文
目標復旧時点(RPO)を24時間に定めているのはどれか。
選択肢
ア:アプリケーションソフトウェアのリリースを展開するための中断時間を、24時間以内とする。
イ:業務データの復旧を、障害発生時点から24時間以内に完了させる。
ウ:業務データを、障害発生時点の24時間前以降の状態に復旧させる。(正解)
エ:中断したITサービスを24時間以内に復旧させる。
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RPO(目標復旧時点)【午前2解説】
正解の理由
RPO(Recovery Point Objective:目標復旧時点)は、障害が発生したときに、どの時点のデータまで復旧できればよいかを示す目標です。許容できるデータ損失の大きさを、時間で表します。
RPOを24時間とする場合、障害発生時点から見て、24時間前以降の状態までデータを復旧できることを目指します。したがって、該当するのはウです。
解法ステップ
- 「目標復旧時点」という言葉に注目します。これは、復旧にかかる時間ではなく、復旧するデータの時点を表します。
- 「24時間」という条件を、障害発生時点からどれだけ前のデータまで許容するかに当てはめます。
- 障害発生時点の24時間前以降の状態に復旧するというウを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:アプリケーションのリリース展開に伴う中断時間の条件です。復旧するデータの時点を定めるRPOではありません。
- イ:障害発生後、業務データの復旧を完了するまでの時間を示しています。これは復旧にかかる時間を表すRTOに関する内容です。
- ウ:障害発生時点から24時間前以降のデータ状態に復旧するという内容です。RPOの定義に当てはまります。
- エ:中断したITサービスを復旧するまでの時間を示しています。これも復旧所要時間を表すRTOに関する内容です。
よくある誤解
- RPOを「復旧にかかる時間」と捉える
RPOは復旧データの時点、RTOはサービスやシステムの復旧にかかる時間です。 - 「24時間以内に復旧」と「24時間前の状態に復旧」を混同する
前者は復旧所要時間、後者は復旧するデータの時点を表します。 - RPOが24時間なら、必ず24時間分のデータを失うと思い込む
RPOは許容される目標を示します。実際のデータ損失が必ずその上限まで発生するという意味ではありません。
補足コラム
たとえば、毎日午前0時にバックアップを取り、障害が発生した時点が翌日の午後3時だったとします。直近のバックアップから復旧すると、最大で15時間分のデータが失われる可能性があります。この場合、RPOを24時間とする目標の範囲内です。
FAQ
Q. RPOとRTOはどう区別すればよいですか?
A. RPOは「どの時点のデータまで戻すか」、RTOは「障害発生後、どれだけの時間で復旧するか」です。
A. RPOは「どの時点のデータまで戻すか」、RTOは「障害発生後、どれだけの時間で復旧するか」です。
Q. RPOを短く設定すると、どのような対策が必要になりますか?
A. データの損失を小さくするため、バックアップの頻度を高めたり、データを継続的に複製したりする必要があります。
A. データの損失を小さくするため、バックアップの頻度を高めたり、データを継続的に複製したりする必要があります。
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