ITサービスマネージャ 2019年 午前2 問09
問題文
JIS Q 20000-2:2013(サービスマネジメントシステムの適用の手引)によれば、構成管理プロセスの活動として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:構成品目の総所有費用及び総減価償却費用の計算
イ:構成品目の特定、管理、記録、追跡、報告及び検証、並びにCMDBでのCI情報の管理(正解)
ウ:正しい場所及び時間での構成品目の配付
エ:変更管理方針で定義された構成品目に対する変更要求の管理
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構成管理プロセスの活動【午前2解説】
正解の理由
構成管理プロセスは、サービスを構成する構成品目(CI)を識別し、その状態や関係を正確に管理するためのプロセスです。
JIS Q 20000-2:2013では、構成品目の特定、管理、記録、追跡、報告、検証や、構成管理データベース(CMDB)でのCI情報の管理が活動として示されています。これに該当するのは、イです。
解法ステップ
- 「構成管理」の役割を考えます。中心となるのは、CIの情報を正確に把握・維持することです。
- 選択肢のうち、CIの特定や記録、追跡、検証、CMDBでの管理を挙げているものを探します。
- これらをすべて含むイが、構成管理プロセスの活動に該当します。
選択肢別の誤答解説
- ア:構成品目の総所有費用や減価償却費用の計算は、資産管理や財務管理に関する活動です。CIの情報管理を中心とする構成管理とは異なります。
- イ:CIの特定から記録・追跡・報告・検証、CMDBでの情報管理までを挙げており、構成管理プロセスの活動に該当します。
- ウ:構成品目を適切な場所と時間に配付する活動は、リリース管理や展開に関するものです。
- エ:構成品目への変更要求を管理する活動は、変更管理に関するものです。構成管理は変更後のCI情報を記録・維持しますが、変更要求そのものの管理とは役割が異なります。
よくある誤解
- CMDBを構成管理プロセスそのものだと考えること:CMDBはCI情報を管理するデータベースであり、構成管理プロセスを支援する手段です。
- 変更管理と構成管理を同じものと考えること:変更管理は変更要求を統制し、構成管理はCIの情報や状態を管理します。両者は連携しますが、目的は異なります。
- 費用や配付に関する活動も、CIを扱うので構成管理だと考えること:CIに関係する活動でも、費用計算や配付はそれぞれ別の管理プロセスに属します。
補足コラム
CIは、サービスを構成する要素として管理対象に定めたものです。ハードウェアやソフトウェアだけでなく、文書、サービス、契約などもCIになり得ます。構成管理では、CI単体の情報だけでなく、CI同士の関係も把握し、サービスへの影響を追跡できるようにします。
FAQ
Q. CIと資産は同じものですか?
A. 重なる場合はありますが、同じ概念ではありません。資産管理では所有や費用などの観点を扱い、構成管理ではサービスを提供するうえで必要なCIの情報や関係を管理します。
A. 重なる場合はありますが、同じ概念ではありません。資産管理では所有や費用などの観点を扱い、構成管理ではサービスを提供するうえで必要なCIの情報や関係を管理します。
Q. 変更管理の後に、構成管理は何をしますか?
A. 変更管理で承認・実施された内容を踏まえ、該当するCIの情報や状態を記録し、CMDBなどに反映します。
A. 変更管理で承認・実施された内容を踏まえ、該当するCIの情報や状態を記録し、CMDBなどに反映します。
関連キーワード: 構成管理、構成品目(CI)、構成管理データベース(CMDB)、変更管理、リリース管理

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